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ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)


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裏側からの撮影です。


ナガコガネ23-5z


ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)

分類 : 節足動物 クモ目コガネグモ科
体長 : ♀ 20~25mm  ♂ 9~12mm
分布 : 日本全土
 明るい草原や水田、林の周辺などで見られる。
特徴 : メスの頭胸部は銀白色で、白い毛が密生しています。
 腹部は楕円形で後方は尖り
 背面は黄色地に細い黒色と白色の横縞模様が数本入ります。
 この縞模様には個体差があります。
 (近縁種のコガネグモの腹部背面には黄色の太い縞模様が3本あります)
 また、脚は黒色と黄色をしていて、コガネグモの脚は黒色と白色です。
 オスは全体が黄褐色をしてメスのような斑紋はないそうです。

名前の由来 : コガネグモより腹部が長いことから。

メモ=ジョロウグモと同じような場所で見かけるクモです。
 ジョロウグモのオスはメスの近くにいることが多く
 見つけることは容易ですが
 ナガコガネグモのオスを見つけることはできませんでした。
●クモも昆虫も節足動物の一種で、昆虫と間違われることがありますが
 クモの体は頭胸部と腹部に二つ分かれ、足は8本です。
 昆虫は頭部、胸部、腹部に分かれていて、足は6本です。




データなどは2016年9月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : いきものの写真
ジャンル : 写真

ハキダメギク(掃溜菊)


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ハキダメギク(掃溜菊)

分類 : キク科コゴメギク属  1年草
学名 : Galinsoga quadriadiata(G.ciliata)
原産地 : 熱帯アメリカ  
 人家周辺や畑など、窒素養分の多い場所に生える帰化植物
特徴 :茎はよく枝分かれして、草丈10~60cmほど。
 養分の豊富な場所では50~60cmほどに伸び
 砂利道などに生えたものや、冬に花を咲かせるものは10cmほど。
 茎や葉には軟毛が多く、葉は細長い卵形の長さ2~5cmで
 縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)があります。
 茎先に径5mmほどの花を咲かせます。
 白色の舌状花は普通5個で、先が浅く3つに裂けています。
 開花期は5~12月とされている図鑑がありますが
 暖地では1年中咲いているのが見られるという図鑑もありました。

名前の由来 : 東京・世田谷区のゴミ捨て場(=掃き溜め)で
 牧野富太郎博士が見つけたことから。

メモ=大正時代に渡来し、第2次大戦後、急に目立つようになった野草で
 北海道~四国・九州で見られるようになっているとか。
 気の毒な名前ですが、カメラに収めて見ると可愛い花でした。
・この花にそっくりなコゴメギク(小米菊)というのがあるそうで
 二つの花の違いは、ハキダメギクの舌状花には冠毛があるのに対して
 コゴメギクにはないそうで、その見比べには虫眼鏡が必要のようで
 それとの比較ができず、ハキダメギクとして投稿しました。




データなどは2014年12月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

アゲラタム


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アゲラタム
オオカッコウアザミ(大香薊)
ムラサキカッコウアザミ(紫香薊)

分類 : キク科カッコウアザミ(アゲラタム)属  1年草扱い(本来は常緑多年草)
学名 : Ageratum houstonianum
原産地 : メキシコ、ペルーなど中南米~南アメリカ
特徴 : 草丈20~60cm。
 葉は円形~広卵形の長さ3~10cmで、葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)があり、先は尖ります。
 枝分かれした枝先に径1~1.5cmの花が集まって咲きます。
 キク科の花ですが舌状花はなく、筒状花のみです。
 花期は長く、初夏から晩秋まで咲き続けます。
 高性種と矮性種があり、花色には淡青紫や白などがあります。  

名前の由来 : アゲラタムとは、ギリシア語で、色が変わらず長く咲き続けるの意。
 和名のカッコウアザミとは、葉がシソ科のカッコウ=カワミドリに似て
 花がアザミに似ていることから。
 オオ…はカッコウアザミより花が大きいことから。
 ムラサキ…は、花色から。

メモ=この植物と花の姿形が似ているコノクリニウム(旧属名ユーパトリウム)があり
 和名はアオバナフジバカマ(セイヨウフジバカマ)といいます。
 分類上では、キク科コノクリニウム(マルバフジバカマ)属で
 アゲラタムによく似た花を咲かせるので
 2017年9月に投稿した際はユーパトリウムとしていました。
 今回投稿にあたりどちらが正しい花の名前か判別できぬまま
 茎に目立つような毛は見当たりませんでしたが
 葉の形から見てアゲラタムではないかと判断して投稿しまました。
 間違っていたらゴメンナサイね。





テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

ソバ(蕎麦):「高嶺ルビー」

筑後市・九州芸文館で開催されていた「岡本太郎の写真」展を見ての帰りに
 すぐ横の広い公園で栽培されていたソバの花を写したものです。
 撮影から10日ほど遅れての投稿です。



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紅花いっぱいの中に白花種が1~2本見つかりました。


ソ バ
(蕎 麦)
紅色ソバ品種名:高嶺ルビー

分類 : タデ科ソバ属  1年草
学名 : Fagopyrum esculentum
原産地 : 中央アジア  縄文時代以前に渡来
 畑などで栽培される穀類の一種。
特徴 : 草丈40~70cm。
 茎は直立して上部で枝分かれします。
 葉は三角又は五角状の長さ3~10cmで、先は尖ります。
 上部の葉の腋から花柄を伸ばした先に総状花序を作り
 径4~8mmの小さな花を咲かせます。
 花には花弁はなく、花のように見えるのは5裂した萼(がく)だそうです。
 花色は淡紅色~白色があります。
 果実は5~6mmの卵形で、3方に尖った鋭い稜(りょう)があります。

名前の由来 : 古名はソバムギで、果実に尖った稜があることから。
 「稜」には「尖ったもの」「物の角」という意味があり
 ソバの実が3つに分かれていて
 山の稜線を思わせ「そばだっている」ように見えることから、だそうです。
 (分かったような、分らないような…。)

  
メモ=普通は秋に開花し、11月頃に収穫するように栽培される「秋型」ですが
 7~8頃に収穫する「夏型」もあります。

◎投稿画像は「高嶺ルビー」という品種だそうですが、詳しいデータが見つからず
 データなどは一般的な「ソバ」で記載しました。



データなどは2012年6月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

ヒメクグ(姫莎草)


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ヒメクグ(姫莎草)

分類 : カヤツリグサ科カヤツリグサ属  多年草
学名 : Cyperus brevifolius var.leiolepis
分布 : 北海道~四国・九州
 日当たりのいい田の畦や池の縁、湿った草地などに生える。
特徴 : 草丈10~30cm。
 根茎は横に這って殖えるそうです。
 葉は幅3mmほどの線形です。
 茎は根茎から立ち上がり、先端に2~3個の長い苞葉を広げ
 中央に径1cmほどの球形の花(花序)を1~2個つけます。
 花は3mm前後の小穂(しょうすい)が集まっています。
 茎や葉を揉(も)むと一種の香気があります。

名前の由来 : 高さが小さなカヤツリグサ(蚊帳吊草)ということから。
 クグ((莎草)とはカヤツリグサ類の古名だそうです。



データは2015年9月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

オシロイバナ(白粉花)


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オシロイバナ(白粉花 又は 御白粉花)
ユウゲショウ(夕化粧)

分類 : オシロイバナ科オシロイバナ属  多年草
学名 : Mirabilis jalapa
原産地 : 熱帯アメリカ
特徴 : 枝をよく広げ、草丈50~100cmほど。
 茎は太く、節が目立ちます。
 葉は三角状卵形の長さ4~10cm。
 枝先に筒状で上部はラッパ状に開いた花を咲かせます。
 筒の長さは5cm、花径は3cmほどで
 夕方4時頃から開花し、翌朝10時頃には萎(しぼ)みます。
 花弁のように見えるのは萼(がく)で、花弁はなく
 花の基部にある萼のように見えるのは総苞(そうほう)といわれるものだそうです。
 花期は長く、初夏から晩秋まで咲き続けます。
 花色は白、赤、黄、橙、咲き分けなど多彩です。
 このように様々な花色が見られるのは
 この植物が突然変異を起こしやすい遺伝子を持っているからだそうです。
 果実は直径6mmほどで、しわのある黒色をしています。
 性質は強健で、道端などで野生化していることもあります。
名前の由来 : 種子の中身が白い澱粉(でんぷん)状になっていて
 これを白粉(おしろい)に見立てた。
 別名のユウゲショウは、美しい花が夕方から開くことから。
 しかし、ユウゲショウ名の植物はアカバナ科マツヨイグサ属にもあります。

メモ=オシロイバナをはじめ夜になるといい匂いを放つ花が多くあります。
 例えば、ユウスゲ(夕菅)、ゲッカビジン(月下美人)、ヨルガオ(夜顔)
 ヤコウボク(夜香木)、イエライシャン(夜来香)、チューベローズなど。



データなどは2019年11月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

ランタナ 2/2


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ランタナ(学名読み)2/2
シチヘンゲ(七変化)
コウオウカ(紅黄花)

分類 : クマツヅラ科ランタナ(シチヘンゲ)属  半耐寒性常緑小低木
学名 : Lantana camara
原産地 : 中南部アメリカ
特徴 : よく枝分かれし、樹高20~100cm。
 枝は四角で、粗い短毛と小さな刺が疎(まば)らにあります。
 葉は長さ2~5cmの卵形をしていて、縁にはぎざぎざ(鋸歯)があります。
 葉の腋から枝を出したその先に、小さな花が半球形に集まって開きます。
 半球形の大きさ(花序)は3~5cmです。
 小さな花は杯状をして先端は4裂し、大きさは7mmほど。
 花の色は、最初オレンジ色をしていて次第に赤色に変化したり
 黄色だったものがオレンジ色に、白色がクリーム色に変化したり
 ほとんど変化しないものなど、品種によって色の変化が違っています。
 花後には球形の液果(果汁の多い実)が黒く熟れます。
 花期は長く、初夏から11月頃まで楽しめます。
 繁殖力が強く、暖地では野生化していることもあります。
名前の由来 : ランタナは学名の属名読みです。
 学名はスイカズラ科のガマズミ、学名 Viburnum lantana(ウィブルヌム・ランタナ)に
 花の付き方などが似ていることからの転用だそうです。
 和名のシチヘンゲは、花の色が時間の経過とともに変化していくことから。

メモ=図鑑でランタナを調べていると品種名に
 淡紅色と黄色のフェストンローズ
 黄色の花にはニューゴールドとかサニーイエローがあり
 オレンジと黄色のグラデーションのラディエーションがあり
 白色品種にはムーンホワイトがあり
 他に、レインボーオレンジとかトロピカルサンセットという名前がありました。
 今回投稿した4種の花はどの品種に該当するのか分かりませんでした。
・この花によく似て、葉や花が一回り小さい
 コバノランタナ(小葉のランタナ)があります。



データなどは2019年10月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

プロフィール

トッコス爺

Author:トッコス爺
ご訪問頂き有り難うございます。

老い先短い爺が暇つぶしとボケ防止を兼ね、身の周りで咲く花やチョウ、トンボなどの昆虫、野鳥などをヨボヨボした足取りで見境なく撮り歩き、ブログに投稿するのを1日の楽しみにしています。
生物学者でも園芸家などその道の専門家ではありませんから、投稿前に手元の図鑑やネット図鑑などで名前を調べています。これも楽しみのひとつになっています。
しかし、個々の記事などは、日々衰えていく脳みそが少しでも活性化すればと思って調べた書置きみたいなものですから、間違った記述もあると思います。もし、間違っていたら、それは老いぼれ爺さんの勉強不足のせいなのでありますから、大目に見てくださると有難いです。


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