ミカドトックリバチ(帝徳利蜂)
ミカドトックリバチ(帝徳利蜂)
トックリバチ(徳利蜂)
トックリバチ(徳利蜂)
分類 : ハチ(膜翅)目ドロバチ(スズメバチ)科
体長 : 10~15mm
分布 : 北海道~四国・九州
平地から山地まで広く分布します。
特徴 : やや光沢のある黒い体に
前胸部背面に三日月形の黄色い斑紋と
後胸部背面に1対の斑紋の他
腹部第1節、第2節に黄色の帯状の模様があり
全体に褐色の微毛が密生しています。
腹部の基部(第1腹節)は細長く、第2腹節は卵形をしています。
草木の枝や木の壁などに泥で壺状の巣を作ります。
巣の中には、狩って麻痺させたシャクトリガ類の幼虫が数匹入っていて
孵化した幼虫はそれを食べて成虫になります。
壺(巣)の大きさには大小があり
大きいものはメス(雌)の巣で、食物が多く入っていて
小さいものはオス(雄)の巣で、食物の数は少ないそうです。
名前の由来 : 徳利のような壺状の巣を作ることから。
「帝(みかど)」の由来については分かりませんでした。
(学名が Eumenes micado とあり、学名に由来するのではと思ったりもします)
メモ=近似種にスズバチ(鈴蜂)がいますが、体長は20~30mmと大きく
斑紋の色はオレンジ色をしています。
他の近似種には、キアシトックリバチ、キボシトックリバチなどや
同じドロバチ科にはミカドドロバチ(帝泥蜂)というのもいました。
こちらの体長は7~14mmと一回り小さく、腹部のくびれはずん胴でした。
※データなどは2016年11月投稿記事に加筆修正しました。
スポンサーサイト