ガガイモ(蘿芋)
ガガイモ(蘿芋 又は 蘿藦)
分類 : キョウチクトウ(ガガイモ)科イケマ(ガガイモ)属 つる性多年草
学名 : Cynanchum rostellatum(Metaplexis japonica)
分布 : 北海道~四国・九州
日当たりのいい、やや乾いた林縁、草地、空き地などに生える。
特徴 : 茎はつる性で、周囲に生える草などに巻きついて伸び、成長します。
葉は長卵状心形で先は尖り、長さ5~10cm、幅3~6cm。
蔓や葉を傷つけると、白い乳液を出します。
葉の腋(わき)から長い軸を出し、径1cmほどの花を総状に咲かせます。
花色は赤紫色~淡赤紫色~白色など個体によって色に変化があり
花弁の内側には毛が密に生え、5裂した花弁は外側に反り返ります。
オシベは筒状に合着していて
メシベの柱頭は合着したオシベの中心から長く突き出ています。
花後は舟状の楕円形をした長さ8~10cmの袋果ができ
熟れると二つに割れて、多数の長い毛が付いた種子が飛び散ります。
名前の由来 : 諸説あり、その一つに
栃木県あたりの方言でスッポンのことを「ガカ」とか「ガガ」といい
葉がスッポンの甲羅(こうら)に似て、地下に芋があることから。
・漢字表記の「蘿(ら)」は「つた」とも読み、「つた類の総称」とされています。
メモ=この仲間には園芸種のフウセントウワタ(風船唐綿)や
アスクレピアス(=ヤナギトウワタ)があり、種子の姿はよく似ています。
※データは2021年9月投稿記事に加筆修正しました。
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