アリドオシ(蟻通し)
赤い果実がまだ枝に残っていました。
アリドオシ(蟻通し)
一両(いちりょう)
栽培種
分類 : アカネ科アリドオシ属 常緑小低木
学名 : Damnacanthus indicus
分布 : 本州(関東地方以西)~沖縄
低山地のやや乾いた常緑樹林内に生える。
特徴 : 樹高20~60cmで、細い枝を分けます。
節ごとに2本の鋭い刺針と2枚の葉を対につけます。
刺の長さは1~2cm。
葉は長さ1~2.5cmほどの円~卵形で、先は尖り
葉質は厚みがあり、表面に光沢があります。
葉の付け根に長さ1.5cmほどの筒形の花を咲かせます。
果実は直径5~6mmの球形で、冬に赤く熟れます。
名前の由来 : 枝の鋭いトゲが蟻をも通すという意味から。
また、果実が翌春まで残るので「在り通し」という説もあります。
別名のイチリョウ(一両)は、「千両、万両、在り通し」という縁起担ぎから。
メモ=園芸の世界では「千両、万両、在り通し(=一両)」といい
年中お金に困らないようにと、3種を庭に植えたり
千両、万両と共に縁起物として正月飾りに使われたりすそうです。
因みに、一両はこのアリドオシ。
十両はヤブコウジ科のヤブコウジ(薮柑子)。
百両は同じくヤブコウジ科のカラタチバナ(唐橘)。
千両はセンリョウ科のセンリョウ。
万両はヤブコウジ科のマンリョウ。
億両はミカン科のツルシキミ(蔓樒)となっています。
※データなどは2016年7月投稿記事に加筆修正しました。
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Posted on 2022/05/17 Tue. 10:00 [edit]
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