ホウチャクソウ(宝鐸草)
ホウチャクソウ(宝鐸草)
分類 : イヌサフラン(ユリ)科チゴユリ属 多年草
分布 : 日本全土
山地や丘陵地の林下に生え、スギ林の下で多く見られます。
特徴 : 草丈25~60cm。
葉は光沢のある長楕円形で、先が尖り、葉脈が目立つ長さ5~15cm、幅4cm前後。
茎の上部で枝分かれし、枝先の葉の付け根から長い柄を出し
1~3個の釣鐘状の花をぶら下げます。
花の長さは2.5~3cm。
6枚の花弁は互いに接していて、ほとんど開きません。
秋に1cmほどのほぼ球形の液果が藍黒色に熟れます。
名前の由来 : 宝鐸(ほうちゃく)とは
寺院や五重塔の軒先四隅に吊るす風鈴のことで
ぶら下がって咲く花の形がその風鈴に似ていることから。
メモ=葉の腋から花柄を伸ばし、よく似た花をぶら下げる
キジカクシ科のアマドコロやナルコユリがあります。
アマドコロには葉に斑が入るフイリアマドコロがあり、庭先などに植えられます。
この品種がナルコユリの名前で流通していることがあります。
※データなどは2013年5月投稿記事に加筆修正しました。
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