トケイソウ(時計草)
オシベ5個の内2つはまだ上向きになっていますが
3つのオシベは既に横向きになっていて、やがて下向きになります。
3つのオシベは既に横向きになっていて、やがて下向きになります。
トケイソウ(時計草)
パッションフラワー(英名)
パッションフラワー(英名)
分類 : トケイソウ科トケイソウ属 つる性常緑低木 又は 多年草
学名 : Passiflora caerulea
原産地 : 南米ブラジル~ペルー
特徴 : つる性植物で蔓(つる)の長さは約6mに伸びます。
葉は5~7裂する掌状で、長さ5~8cm。
葉の腋から花柄を伸ばし、径10cmほどの花を咲かせます。
花は他の草花には見られない特異な構造をしていて
花弁のように見える10個の内、萼片が5個で花被片が5個です。
放射状に広がる糸状のものは副花冠といわれるものです。
メシベは暗紫色で3本に分かれ、花の上部にあります。
オシベは5本で、開花直後の葯(やく=花粉を付けた部分)は上を向いていますが
その後回転して下向きになります。
花はほぼ1日で萎みますが、5月頃から8月頃までぽつぽつと咲き続けます。
名前の由来 : 花弁を文字盤、メシベとオシベを時計の針に見立てて。
英名のパッションフラワーのパッションは『キリスト受難』の意だそうです。
メモ=普通見かける品種はこの写真のようなパッシフローラ・カエルレア(学名読み)ですが
他にはベニバナトケイソウ(紅花時計草)やホザキトケイソウ(穂咲き時計草)など
園芸品種が多数あるそうです。
また、果実を食用にするクダモノトケイソウ(果物時計草)もあり
パッションフルーツとも呼ばれます。
※データなどは2012年7月投稿記事に加筆修正しました。
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