アヤメ(菖蒲)
アヤメ(菖蒲 又は 文目)
栽培種
栽培種
分類 : アヤメ科アヤメ属 多年草
学名 : Iris sanguinea
分布 : 北海道~四国・九州
日当たりのよい山地の草原などに生える。
特徴 : 生育地の幅が広く、林縁部から林下の半日陰、湿地などにも生え
花が美しく、育てやすいことから庭などで植えられます。
葉は長剣形の長さ40~60cm、幅1cmで、直立します。
葉の間から花茎を30~60cmほど伸ばし
花径7~8cmの花が2~3個次々に咲きます。
外側の大きい3花弁(=外花被片)は垂れ下がり
基部から中央部にかけて網目(=虎斑)状の模様があるが特徴です。
この模様は昆虫を誘う蜜標ともいわれます。
また、内側3つの内花被片は約4cmで立ち上がります。
名前の由来 : 外側の大きな花弁の基部に網目(あみめ)模様があることから
網目がアヤメ(文目)になったという説などがあります。
メモ=江戸時代までは、葉や根に芳香があり、菖蒲湯(しょうぶゆ)などに使われる
ショウブ(菖蒲)をアヤメと読んでいたそうです。
(こちらはアヤメの仲間ではなくサトイモ科の植物で、花は地味で目立ちません)
それが今に受け継がれていて、アヤメを漢字変換すると「菖蒲」と出てきます。
※データは2016年5月投稿記事に加筆修正しました。
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