ヒサカキ(姫榊)
↓ 3葉は雌花(めばな)
分類 : ツバキ(モッコク)科ヒサカキ属 常緑小高木
学名 : Eurya japonica
分布 : 本州~沖縄
丘陵地や低山地に生える。
特徴 : 樹高3~7mになり、よく枝分かれします。
葉は楕円形の革質で、縁に鈍いぎざぎざ(鋸歯)があり
長さ3~8cm、幅1.5~3cm。
花は葉の付け根に1~3個、黄白色や淡緑黄色などを下向きにつけます。
雄花と雌花があり雄花は壺形、雌花は杯形をして、花径2.5~5mm。
雄花に比べ雌花が少し小さいです。
花には芳香とはいい難い、独特の強い匂いがあります。
秋から冬にかけ4~5mmの球形の果実が黒紫色に熟します。
名前の由来 : サカキ(榊)に似て小形であることから。
メモ=雌雄異株とされている図鑑では
雄花は15本ほどのオシベと退化したメシベがあり
雌花は1本のメシベと退化したオシベがあると書かれています。
ある図鑑では、雌雄混株とされ、両性花も混じるとされています。
・サカキ(榊)が少ない地方では庭などで栽培され
榊(さかき)の代用として神事や仏事に使われます。
※データなどは2014年4月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2021/03/20 Sat. 10:00 [edit]
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コメント
お返事
くーままさんへ
スルーだけの失礼を重ねていますが
いつもご訪問下さり有難うございます。
春の訪れを報せるのはジンチョウゲの甘い芳香ですが
ヒサカキの花の異臭も春ならではの匂いですね。
ヒサカキの花は小さく、下向きに咲くので
雄花と雌花があるのに気付かず見過ごしてしまいがちです。
こんにちは。
確かにちょっと強烈な匂いですよね。
花を見るより先に臭いで開花に気が付きます。
残念ですが、これも春先の匂いかと春の訪れを感じる花ではあります。
当方あちこちに自生しているので、春先は辟易します。(;^ω^)
ただ、雄花と雌花があるのは知りませんでした。
こうして見るとかわいらしい花ですね。
今度観察してみます。
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