フラサバソウ(ふらさば草)
イヌノフグリ(犬の陰嚢)の語源となっている果実です。
フラサバソウ(ふらさば草)
ツタノハイヌノフグリ(蔦の葉犬の陰嚢)
分類 : ゴマノハグサ(オオバコ)科クワガタソウ属 越年草
学名 : Veronica hederaefolia
原産地 : ヨーロッパ アフリカ
主に関東地方以西の畑、道端、空き地などで見られる帰化植物。
特徴 : 花の形はオオイヌノフグリ(花径7~10mm)に似ますが
全体が小ぶりで、白い毛が目立ちます。
茎は下部でよく枝分かれして地を這い、上部でやや立ち上がる。
葉の長さは7~10mm、長い毛がまばらに生えています。
花は上部の葉の腋(わき)から花柄を伸ばし、径3mmほどの淡青紫色の花を1個付けます。
名前の由来 : 明治初期にフランスの植物学者フランシェさんとサバチェさんが
この植物を長崎で採取したのを記念して、名前の2文字を採り名付けられた。
別名は、葉が蔦の葉に似たイヌノフグリのいうことから。
フグリ(陰嚢)とは、「きんたま」のこと。
メモ=オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ほど目立つ野草ではありませんが
畑、道端、空き地などでよく見かけます。
一見、自生種のイヌノフグリ(犬の陰嚢)に似ていますが
イヌノフグリの花色は淡赤紫で、果実の形が違います。
・この仲間には、イヌノフグリの他オオイヌノフグリ
タチイヌノフグリ、コゴメイヌノフグリなどがあります。
・自生種のイヌノフグリはオオイヌノフグリなどの帰化植物の勢いに押され
今では絶滅危惧種になっているそうです。
※データなどは2015年3月投稿記事に加筆修正しました。
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Posted on 2019/03/26 Tue. 10:00 [edit]
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