フウセンカズラ(風船葛)
種子の白いハート模様をサルの顔に見立て、人形の材料にされるそうです。
フウセンカズラ(風船葛)
分類 : ムクロジ科フウセンカズラ属 つる性1年草
学名 : Cardiospermum halicacabum
原産地 : 東南アジア 中央アメリカなどの熱帯地方
特徴 : 支柱やネットなどに蔓(つる)を巻きつけ2~3mに伸びます。
葉の腋(わき)から細い巻きひげが伸び
その先に数個の白い花が付き、大きさは5mmほど。
メス花(雌花)とオス花(雄花)は別々につく雌雄同株だそうですが
(ある図鑑では雌花、雄花の区別なく、全て両性花とありました…?)
メシベとオシベは花盤(かばん)といわれるものに囲われているので
雌花と雄花区別がつきにくいです。
メシベが受粉すると子房が急速に膨(ふく)らみ
やがて風船状の果実に生長します。
果実の直径は3cmほどで、3つの稜(りょう)があり
中に5mmほどの種子が3個入っています。
黒い種子には白いハート模様があります。
この模様は着生していた痕跡で、人に例えるとヘソのようなものだそうです。
名前の由来 : 英名のバルーン・ヴァイン=Baloon vine=風船蔓から。
メモ=小さな花はあまり目立たず
花後にぶら下がる直径3cmほどの果実を楽しみます。
茎や葉は一見すると弱々しいですが、意外と丈夫で
涼しげな葉の茂りは夏の暑さを和ませてくれます。
アサガオなどと共に西日を遮(さえぎ)る緑陰作りに利用されます。
※データなどは2014年10月投稿記事に加筆修正しました。
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