タイワンホトトギス(台湾杜鵑)・3種
↑ ↓ 同じような花模様ですが、花模様や開き方などが微妙に違います。
↓ 2葉は、↑ 4葉とは明らかに違う花模様や咲き方をしています。
タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)・3種
園芸品種
園芸品種
分類 : ユリ科ホトトギス属 多年草
学名 : Tricyrtis formosana
原産地 : 台湾 日本では西表島だけ僅かに自生。
山地のやや湿った場所に生える。
特徴 : 茎はよく枝分かれし、草丈25~80cm。
葉は先の尖った卵形~楕円状披針形で、長さ8~13cm、幅4cm内外。
葉の腋から枝を伸ばして枝分かれし、その先に数個の花を上向きにつけます。
花は6弁で、白~薄紫色地に濃い紫色の斑点があります。
花弁の基部は球状にふくれて2つに分かれていて、花径3~4cm。
オシベは6個で、葯(やく)は外向きに付きます。
メシベの先は3つに分かれ、更にその先は2裂し
オシベ、メシベともに紅紫色又は紅褐色の斑点があります。
◎自生種のホトトギス(Tricyrtis hirta)は、葉の付け根に1~3個の花を付けます。
タイワンホトトギスは、葉の付け根から枝を伸ばし、枝分かれした先に花を数個付けるので
見分る一つの方法です。
名前の由来 : 台湾原産のホトトギスという意。
ホトトギスとは、若葉又は花弁にある斑点模様が
野鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから。
但し、葉の斑点は若葉の時だけで、後には消えるそうです。
メモ=タイワンホトトギスには3つの変種があり
ケタイワンホトトギス(毛台湾杜鵑草)が多く栽培されていて
他にヒロハタイワンホトトギス(広葉台湾杜鵑草)と
ツルタイワンホトトギス(蔓台湾杜鵑草)があるそうです。
3種の内「ヒロハ…」が一番美しいということです。
タイワンホトトギスは日本に自生するホトトギスに比べ強健な性質ということで
その性質を生かし、自生種との交配により多くの園芸品種が作られているそうです。
「虹」「大虹」「秋空」「青龍」などの品種名がありました。
※1.データは2021年10月投稿記事に加筆修正しました。
2.2017年10月27日に「ホトトギス」として投稿しているのは
「タイワンホトトギス」の間違いです。
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