キタテハ(黄立翅)
キタテハ(黄立翅)
分類 : チョウ(鱗翅)目タテハチョウ科
分布 : 北海道(南西部)~四国・九州
平地~低山地の樹林周辺、河川付近の荒れ地、人家付近でも普通に見られる。
前翅長 : 25~35mm 開張 : 50~60mm
特徴 : 活発に飛び回りますが、地上に止まることもあります。
夏型は6月から9月頃に発生し、翅全体はくすんだ黄色。
秋型は8月から初冬にかけて発生し
翅のオレンジ部分が濃くなり、黒い部分が少なくなります。
また、翅の切れ込みが深くなり、成虫で越冬するそうです。
後翅裏面の中央付近に「C」のように見える小さな白い斑紋があります。
幼虫の食草は主にクワ科のカナムグラだそうです。
名前の由来 : 翅の表が黄色のタテハチョウということから。
またの説として、橙色の翅を立てて枯葉に似せて止まることから。
メモ=キタテハの仲間にシータテハがいます。
シータテハも後翅裏面の中央部に「C」のように見える小さな白い斑紋がありますが
両者の相違点は
後翅表面の外寄りの黒斑群の中に、灰青色の鱗粉が出るのがキタテハだそうです。
シータテハは、九州の平地では見られないそうで、見間違うことはありません。
※データなどは2020年10月投稿記事からの転載です。
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