ナツズイセン(夏水仙)
ナツズイセン(夏水仙)
分類 : ヒガンバナ科ヒガンバナ属 多年草
学名 : Lycoris squamigera
分布 : 本州~四国・九州
人里近くの山野、草はらなどに生える。
特徴 : 古くに中国から渡来したとされる帰化植物で
中国原産のリコリス・スプレンゲリーとリコリス・ストラミネアの
自然交雑によって生まれた品種という説があります。
春に長さ30~50cm、幅2~3cmの粉白を帯びた葉を出し
初夏に枯れた後、太い花茎を50~70cmほど伸ばし
ラッパ状の花を4~8輪咲かせます。
花の大きさは8cmほどで、花弁は少し反り返ります。
ヒガンバナのオシベは花弁から長く突き出ますが
ナツズイセンのオシベは花弁とほぼ同じ長さ。
名前の由来 : 春にスイセンの葉に似た線形の葉を広げ
夏に花を咲かせることから。
但し、スイセン属ではなく、ヒガンバナ属の仲間です。
メモ=よく似た花で、淡いピンク地に青紫色が入るものは
リコリス・スプレンゲリー(学名 Lycoris spurengeri)といい
別名は「ムラサキキツネノカミソリ(紫狐の剃刀)」です。
※データなどは2020年9月投稿記事からの転載です。
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