キアシナガバチ(黄脚長蜂)
前回同様、背景はノブドウです。
キアシナガバチ(黄脚長蜂)
分類 : ハチ(膜翅)目スズメバチ科
体長 : 20~26mm
分布 : 本州~沖縄
山地~平地の林の縁や公園、人家の庭など
特徴 : アシナガバチの仲間では近似種のセグロアシナガバチと共に最大。
体は黒色で斑紋は黄褐色です。
胸部背面に一対の細い黄褐色の条があります。
(アシナガバチの仲間ではセグロアシナガバチと当種だけ)
また、腹部下方(前伸腹部)にも黄色の縦条が見られます。
4~10月に樹木の枝や軒下、庭木などに下垂性のハスの花床形の巣を作り
部屋数は100~400ほどで、働きバチは常時50匹程度といわれています。
成虫が狩ってきたチョウやガの幼虫を団子状にしたものを幼虫に与え、育てます。
成虫の食性は多くの花の蜜。
スズメバチのように人を襲うことはありませんが
うっかりハチの巣に近づくと危険を感じて攻撃され、刺されることがあります。
名前の由来=体色が黄色いアシナガバチということから。
アシナガバチとは後脚が長く、飛行中に脚を長く垂らすことから。
メモ=近似種のセグロアシナガバチ(背黒脚長蜂)とよく似ていますが
キアシナガバチとの違いは
セグロアシナガバチの胸部背面に見られる一対の細い条は1カ所だけです。
他の主な相違点は、セグロ…の腹部の斑紋ははっきりしていますが
キアシナガバチの斑紋の上部は赤みがかっていることで、見分けられるそうです。
以上は、爺さんの判別(同定)なので、間違っていたらゴメンナサイね。
※データなどは2018年9月投稿のセグロアシナガバチの記事に加筆修正しました。
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