トベラ(海桐花)
トベラ(海桐花 又は 扉)雌花
トビラノキ(扉木)
植栽樹
分類 : トベラ科トベラ属 常緑低木
学名 : Pittosporum tobira
分布 : 本州(岩手県以西)~沖縄
暖地の海岸周辺に自生
特徴 : 雌雄異株、樹高2~3m。
公園や庭木などとして植栽されています。
葉は枝の上部に密につき、長さ5~10cmの革質、楕円形で
縁は外側に曲がる傾向があります。
花は本年枝先に径2cmほどの芳香のある白い5弁花を多数咲かせ
雌花(めばな)には発達したメシベ1個と退化したオシベ5個があり
雄花(おばな)には発達したオシベ5個と退化したメシベ1個があります。
花色は白色から後に黄色に変化します。
果実は径1.5cmほどの球形で、淡黄色~灰褐色に熟れると3つに裂け
朱色の粘った種子を出します。
種子は不定形で、大きさは5~8mmほどです。
名前の由来 : 扉木(とびらぎ)からの転訛で
枝葉に臭気があることから除夜、或いは節分に戸口の扉にこの枝を挿して
悪鬼を除ける風習があったことから。
漢字表記の「海桐」は中国名で、材の色が桐(きり)に似ていることから。
※データは2023年1月投稿(果実)記事に加筆修正しました。
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