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タゲリ(田鳬)


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タゲリ(田 又は 田計里)

分類 : チドリ目チドリ科  主に本州以南で冬鳥 北海道、東北では旅鳥
分布 : 北海道以西
生息地 : 水田 湿った畑 河原 湿地など
体長 : 約32cm    ドバトくらい
特徴 : ユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖し、冬に南下し
 日本では本州以南に渡来して越冬する冬鳥です。
 長い冠羽を持つ大形のチドリ。
 後頭部に黒くて長い飾り羽(冠羽)があります。
 また、顔には隈取りのような黒い模様、胸には黒くて太い黒帯があります。
 背面と翼上面はは光沢のある緑色をしていて、一部には淡紅色青色が混じる。
 開けた平坦地を好み、地上の昆虫やミミズなどを捕らえて食べ
 また、湿った地面を片足で叩き
 中にいる昆虫などを追い出して食べることもあるそうです。
 飛び立つときにネコのようにミャーとかミュウーと鳴きます。
名前の由来 : ケリとは甲高い声で「ケリリ」とか「キリリイ」と鳴くことからで
 田にいるケリということから「タゲリ」だそうです。
 漢字表記の「田計里」の「計里」とは
 タゲリと同じ仲間のケリが、チドリ科特有の歩き方で
 いかにも距離(=1里)を計っているように見えるからという説がありました。

メモ=光の加減で玉虫色に見える羽の美しさと
 頭部に長い飾り羽(冠羽)を付けた容姿の優雅さから
 「田んぼの貴公子」とか「田んぼの貴婦人」とも称されます。



データは2016年2月投稿記事に加筆修正しました。



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チョウゲンボウ(長元坊)


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チョウゲンボウ(長元坊)

分類 : ハヤブサ(タカ)目ハヤブサ科  冬鳥又は留鳥
分布 : 日本全土で冬鳥、本州北部~中部では留鳥 
生息地 : 農耕地 干拓地 河原などの草地
体長(全長) : 約35cm  キジバトよりやや大きい
特徴 : 上面は茶褐色で黒斑があり、オスの頭部と顔は青灰色。
 メスは頭から背中側が茶褐色でオスより大きい黒斑が点在するようです。
 オス、メスともに眼の下に明瞭なひげ状の黒斑があります。
 山地や川岸、海岸などの断崖に営巣し
 耕地や川岸、草原などでネズミやモグラなどを
 停空飛翔(ホバリング)しながら狙いを定めて捕える。
 他に小鳥や大型の昆虫なども食べるということです。

名前の由来 : 南北朝時代に「長元」という坊さんがいて
 茶色に黒の斑模様の僧衣を着ていたといいます。
 この坊さんは背丈が低く
 平気でネズミやモグラなどを捕まえて食べていたという話も伝わっていて
 この長元坊さんに背格好や
 ネズミなどを捕って食べる行動が似ていることから付いたという説がありました。



データなどは2018年3月投稿記事からの転載です。


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ホシムクドリ(星椋鳥)


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色の薄い個体がいました。幼鳥でしょうか?

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ホシムクドリ(星椋鳥)

分類 : スズメ目ムクドリ科  冬鳥
分布 : 数少ない冬鳥として西南日本に渡来。
 九州では越冬する個体が増えている。
生息地 : 農耕地 家畜小屋及び人家周辺など。
体長(全長) : 約22cm   ムクドリよりやや小さめ
特徴 : 成鳥の冬羽は体全体に緑や紫みを帯びた光沢のある黒色をしていて
 ほぼ全体に白色や褐色の斑点があります。
 夏羽では白色斑点が少なくなり、幼鳥は光沢が鈍いそうです。
 嘴(くちばし)は細く直線的で、冬羽では黒く、夏羽では黄色。
 単独でいるか、または数羽がムクドリの群れに混じることもあります。

名前の由来 : 暗い体色に星状の斑点があるムクドリということから。

メモ=ヨーロッパから中央アジアで繁殖し
 主にインド北部からヒマラヤ周辺で越冬し
 日本へは数少ない冬鳥として西南日本へ渡来します。
 世界的に分布拡大中の鳥だそうで、日本での渡来数も多くなっているようです。



データなどは2020年2月投稿記事に加筆修正しました。



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タヒバリ(田雲雀)


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タヒバリ(田雲雀 又は 田鷚)

分類 : スズメ目セキレイ科   冬鳥
分布 : 本州(東北地方以南)~四国・九州
生息地 : 農耕地、畑、河原、埋立地など開けた土地。
全長(体長) : 約16cm  スズメよりやや大きい
特徴 : ユーラシア大陸東部の亜寒帯地方やサハリン、千島列島などで繁殖し
 冬季に朝鮮半島や日本に渡り、越冬。
 全体が黒っぽく、翼と尾は黒褐色をしていて
 喉(のど)から体下面は黄白色で、胸から腹部には細い縦斑が密にあります。
 生活環境や姿はヒバリに似ていますが
 ヒバリよりやや小さく冠羽(かんう=鳥の頭にある周囲より長い羽毛)はありません。
 単独または小群で生活し
 尾を振りながら、地面を歩いて昆虫や草の種などを食べるということです。

名前の由来 : セキレイの仲間だけどヒバリに似て田んぼで多く見られるから。
  (ヒバリはヒバリ科)

メモ=同じセキレイ科の仲間で、姿や体色がよく似ているビンズイ(便追)がいて
 名前の判別(同定)に迷いますすが
 ビンズイは目の後ろに小さな白い斑があるのが特徴で
 タヒバリにはないので見分けられるそうです。



データなどは2017年2月投稿記事に加筆修正しました。



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クロヅル(黒鶴)


◉熊本県玉名市横島干拓地にクロヅル(黒鶴)が渡来していると聞き
 昨年の暮れ(入院前)と1月中旬に見に行きました。
 いずれも100mほど離れた遠い所にいて、いい写真は撮れませんでしたが
 日本では稀な鳥ということで投稿することにしました。



クロヅル1z
中央がクロヅルで他はマナヅル


クロヅル3z
右はマナヅルの幼鳥


クロヅル33z
↑ 3葉はマナヅル30羽ほどの群れの中から1羽を見つけるのは大変でした。


クロヅル5z


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↑ 2葉はマナヅル家族の中にいたので見つけるのは割と楽でした。

クロヅル(黒鶴)

分類 : ツル目ツル科   稀な冬鳥
分布 : 鹿児島県出水市のツル渡来地で毎年数羽が越冬(今季11月現在で8羽)。
生息地 : 水田 畑 湿地など
体長(全長) : 約115cm   ナベヅルよりやや大きい
特徴 : ユーラシア大陸の温帯~亜寒帯で繁殖し、冬に南下するが
 日本にはごく少数しか渡ってこないそうで
 鹿児島県出水市のツル渡来地ではナベヅルやマナヅルの群れと共に越冬するそうです。
 体色はナベヅルに似ているがやや淡く、成鳥の頭頂は赤く裸出し
 前頭頂から顔の全面、喉、頚部(頭と胴体をつないでいる部分)の前側が黒い。
 翼は初列と次列風切が黒く、翼上面のコントラストが目につくということです。

名前の由来 : 全体に黒っぽいので。

メモ=クロヅルが熊本県内で確認されたのは4年ぶりで
 越冬するのは30年くらい前のことだそうです。
 昨年11月には3羽見られたそうですが
 遠征した2度ともマナヅルの群れの中に1羽だけしか見つかりませんでした。




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横島干拓地のツル(鶴) 2/2


ナベヅル21-1z


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この1葉は2019年撮影


横島干拓地のツル(鶴) 2/2
ナベヅル(鍋鶴)



横島干拓地へ出かけるには我が家(福岡県)からは
先ず、長洲港を目指し、そこから国道501号線を南下し
菊池川を渡り、暫くすると左側に「玉名市ふるさとセンター『Y・BOX』」と
「セブン・イレブン」が見え、すぐ横の四つ角を右折し直進すると
やがて広大な干拓地が開けます。
お目当てのツルは「熊本牧場」付近の刈り取られた後の田の周辺とか
そこにいない場合は手前の干拓地を車でぐるぐる回りながら探します。

ツルはとても警戒心が強いそうで、家族で行動していて
いつも3~4羽の内どれかが周囲を見張りながら餌をついばんでいます。

地元でツルを観察している方からは100メートルほどは離れるようにと指導されます。



1.データなどは
2018年1月投稿記事をご覧ください。
.2020年12月、出水のツルの羽数調査によると
 総数17,315羽で過去最高だったそうです。(語呂合わせ「いーな・最高」)
 内訳はナベヅル15,909羽、マナヅル1,387羽、その他のツル19羽。
 ナベヅルは世界の9割、マナヅルは5割が出水で越冬するといわれているそうです、
 (2020年12月6日「朝日新デジタル」より)





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横島干拓地のツル(鶴) 1/2


マナヅル21-1z
ツルは家族で行動するといわれています。


マナヅル21-2z


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真ん中の2羽が幼鳥


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左が幼鳥


マナヅル21-5z



横島干拓地のツル(鶴) 1/2
マナヅル(真鶴)



今年もお隣の熊本県玉名市の横島干拓地にツル観察に出かけました。
ここで野生のツルが越冬していることを教えてもらったのが2014年でした。
それから毎年出かけるようになり、今年で8年になりました。

地元で毎年ツルを観察している方によると
年によって渡来数は異なるものの、15~30羽ほどは見られるということですが
今年は出かけるのが遅かったせいか、マナヅル親子1組と
ナベヅル親子1組にしか出合うことができませんでした。

それでも2種類のツルに出会えたことをよしとして帰ってきました。



マナヅルのデータなどは
昨年投稿記事をご覧ください。




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プロフィール

トッコス爺

Author:トッコス爺
ご訪問頂き有り難うございます。

老い先短い爺が暇つぶしとボケ防止を兼ね、身の周りで咲く花やチョウ、トンボなどの昆虫、野鳥などをヨボヨボした足取りで見境なく撮り歩き、ブログに投稿するのを1日の楽しみにしています。
生物学者でも園芸家などその道の専門家ではありませんから、投稿前に手元の図鑑やネット図鑑などで名前を調べています。これも楽しみのひとつになっています。
しかし、個々の記事などは、日々衰えていく脳みそが少しでも活性化すればと思って調べた書置きみたいなものですから、間違った記述もあると思います。もし、間違っていたら、それは老いぼれ爺さんの勉強不足のせいなのでありますから、大目に見てくださると有難いです。


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