fc2ブログ

レモン(檸檬)果実



レモンf23-2z


レモンf23-4z


レモンf23-3z


レモンf23-5z


レモン(檸檬)果実


分類 : ミカン科ミカン属  常緑小高木
学名 : Citrus limon
原産地 : インド北部ヒマラヤ地方
特徴 : 樹高は4~6m。
 葉は厚く、先が尖った長楕円形~披針形の長さ10cm前後。
 葉の腋(わき)に刺(とげ)があるものとないものがあります。
 葉の腋から総状の花茎を伸ばし、多数の花を咲かせます。
 蕾は薄い赤紫色で、花径3cmほどの香りの強い白い5弁花が咲きます。
 果実は先端が乳頭状に突き出た紡錘形をしていて
 長さ8~10cm、果実径5~10cm。
 果実の果皮は厚く、果肉は香りが高く、酸味が強いので
 紅茶の香りづけにされたり、ジュースや料理などに使われます。
 栽培品種はいろいろあるそうです。

名前の由来 : レモンは英名のLemonから。
 lemonの語源はペルシャ語の「limun」が古いフランス語の「limon」になり
 英語の「limon」になったのだそうです。
 漢字表記の「檸檬」は中国の生薬名で「ねいもう」又は「どうもう」と読み
 英語の「lemon」の音をこの字に当てたものだそうです。



データは2019年5月投稿記事に果実部分だけ加筆修正しました。



スポンサーサイト



テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

ツルウメモドキ(蔓梅擬き)



ツルウメモドキf23-1z



ツルウメモドキ23f-4z



ツルウメモドキ23f-5z



ツルウメモドキf23-6z
果実の先の尖ったものは花柱が残ったもの。


ツルウメモドキ(蔓梅擬)果実

分類 : ニシキギ科ツルウメモドキ属  落葉つる性木本
学名 : Celastrus ordiculatus
分布 : 日本全土
 日当たりの良い山野の林縁などに生える。
特徴 : 雌雄異株で、蔓は周囲の木に絡みついて昇っていきます。
 茎は木質化し、ときに直径20cmに及ぶこともあるそうです。
 葉は長さ5~10cmの楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり
 5~6月に葉の腋(わき)に黄緑色の小さな花を咲かせます。
 葉、花ともにほとんど目立つことはありません。
 しかし、秋から冬にかけて実が熟すと黄色の皮が3つに割れ
 赤橙色に包まれた7~8mmの種子が現れると
 遠くからでも目立つようになります。
 種子は一つの果実に3~4個入っています。

名前の由来 : つる状に茂り、葉や果実がモチノキ科のウメモドキに似ることから。

メモ=果実の皮が割れて出てくる赤色の種子は
 種子からの分泌物で、仮種皮というのだそうです。
 赤い種には野鳥たちがよく集まります。
 また、果実は蔓ごと生け花の材料に使われます。




データなどは2018年1月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

トウネズミモチ(唐鼠黐) 果実と花


トウネズミモチf2z


トウネズミモチf1z


トウネズミモチf3z


ネズミモチ22-1z
昨年6月に撮影した花です。


トウネズミモチ(唐鼠黐 又は 唐女貞)
果実と花

分類 : モクセイ科イボタノキ属  常緑高木
学名 : Ligustrum lucidum
原産地 : 中国
特徴 : 樹高6~10m。
 葉は卵形で先は尖り、長さ8~12cm、幅3~8cm。
 葉を透かすと葉脈が透けて見えます。
 (近縁種で山地に自生するネズミモチは、中心を通る主脈だけが透ける)
 枝先に長さ8~20cmの円錐花序をつけ、淡黄色の小さな花を多数咲かせます。
 花の長さ4mmほど、直径5mm内外で花弁は4つに裂け反り返る。
 強い香りがあり、ハチやアブ、ハナムグリなどの昆虫が集まってきます。

 花後に球形に近い楕円形をした長さ8~10mm、直径5~7mm果実が
 初めは緑色をしていますが、やがて黒紫色になり、表面は白粉を吹いたようになります。

名前の由来 : 中国(=唐)産のネズミモチということから。
 ネズミモチとは、葉がモチノキに、果実がネズミの糞(ふん)に似ていることから。

メモ=生け垣や庭木として植栽されているのは、在来種のネズミモチが多く
 公園樹や路側帯などに植栽されるのはトウネズミモチの方が多いようです。
 ネズミモチとトウネズミモチとの違いは
 ネズミモチは一と月ほど早く開花し、葉は一回り小さく
 果実はやや細長い楕円形をして、少し小さめということです。



データなどは2014年6月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

ノイバラ(野茨) 果実



ノイバラf2z


ノイバラf1z


ノイバラf4z


ノイバラf5z


ノイバラ(野茨)果実
ノバラ(野薔薇)

分類 : バラ科バラ属  落葉低木
学名 : Rosa multiflora
分布 : 北海道~九州
 低山野に生える。
特徴 : 茎は枝分かれし、他のものに寄りかかるようにして2mほど伸びます。
 枝には鋭い刺があります。
 葉は奇数羽状複葉の長さ5~10cmで
 小葉は縁にぎざぎざ(鋸歯)のある卵形~長楕円形。長さ3~5cm、幅1~2.5cmほど。
 枝先に芳香のある径2~3cmの5弁花を多数咲かせます。
 果実は径10mm前後の球形をしていて、秋に赤く熟れます。
 果実(偽果)は萼筒が肥大化したものだそうで、その先端には萼片が残っています。
 果実の中に長さ4mmほどの痩果(そうか)といわれるものが5~12個入っていて
 完熟した果実は香りがよく、甘いそうですが、薬用として使われますが
 食用には向いていないようです。

名前の由来 : イバラ(茨)とは刺のある木の総称で、野生であることから「ノイバラ」という説。
 また、身近なバラということから「ノバラ(野薔薇)」という説がありました。



データなどは2021年5月投稿記事に果実の部分を加筆しました。





昨年4月中旬に撮っていたノイバラの花です。
ノイバラ22-1z




テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

トベラ(海桐花) 果実


トベラf1z


トベラff4z


トベラf2z


トベラf5z


トベラ(海桐花 又は 扉)果実
植栽樹

分類 : トベラ科トベラ属  常緑低木
学名 : Pittosporum tobira
 分布 : 本州(岩手県以西)~沖縄
 暖地の海岸周辺に自生
特徴 : 雌雄異株、樹高2~3m。
 公園や庭木などとして植栽されています。
 葉は枝の上部に密につき、長さ5~10cmの革質、楕円形で
 縁は外側に曲がる傾向があります。
 花は本年枝先に4~6月頃、芳香のある白い5弁花を咲かせ、花色は後に黄色に変化。
 果実は径1.5cmほどの球形で、淡黄色~灰褐色に熟れると3つに裂け
 朱色の粘った種子を出します。
 種子は不定形で、大きさは5~8mmほどです。

名前の由来 : 扉木(とびらぎ)からの転訛で、枝葉に臭気があることから
 除夜、或いは節分に戸口の扉にこの枝を挿して悪鬼を除ける風習があったことから。
 漢字表記の「海桐」は中国名で、材の色が桐(きり)に似ていることから。




テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

ヒイラギモチ(柊黐)果実


ヒイラギモチ22-1z


ヒイラギモチ22-2z


ヒイラギモチ22-3z


ヒイラギモチ22-4z


ヒイラギモチ(柊黐)果実
ヒイラギモドキ(柊擬き) 
ヤバネヒイラギモチ(矢羽根柊黐)
シナヒイラギ(支那柊)
チャイニーズホーリー

分布 : モチノキ科モチノキ属  常緑低木
学名 : Ilex cornuta
原産地 : 中国 朝鮮半島
特徴 : 樹高2~5m。

名前の由来 : モクセイ科のヒイラギ(柊)に葉が似ていることから。

常緑で赤い実が冬に目立つことから、古くから聖なる木とされ
実の付いた木はクリスマスの飾りとして用いられるようになったそうです。
西洋で用いられる木の多くはセイヨウヒイラギ(西洋柊=学名 Ilex aquifolium)の方で
こちらは日本の風土に合わないのか、あまり目にすることがなく
わが国では、ヒイラギモチの流通名をクリスマスホーリーとされていることが多いとか。
因みに、ホーリーとはモチノキ属の総称として使われ、スペルはHollyです。
一方、「聖しこの夜」で歌われる ♪ Silent night holy night の holy(ホーリー)と
モチノキのholly(ホリー)では、スペルの「L」が1字多いです。



データは2019年12月投稿記事からの抜粋で、加筆修正しました。




4月上旬に写していた花の画像を添えました。
ヒイラギモチ22fz


テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

サネカズラ(実葛) 果実



サネカズラ22-4z



サネカズラ22-3zz



サネカズラ22-2z



サネカズラ22-5z


サネカズラ(実葛) 果実
ビナンカズラ(美男葛)

分類 : マツブサ科サネカズラ属(モクレン科から分離) 常緑つる性樹木
学名 : Kadsura japonica
分布 : 本州(関東地方以西)~沖縄  
 山野、丘陵地帯の林の縁などに生える。
特徴 : 周囲の樹木などに絡まるようにして伸びます。
 葉は先が尖った楕円形の長さ5~13cm、幅2.5~6cmで
 表面は濃緑色で光沢があり、裏面はやや赤みを帯びます。
 8~9月に葉の腋から長い花柄を伸ばし
 
クリーム色をした径15mmほどの釣鐘形の花を付けますが
 葉陰に隠れるようにして咲いているので、あまり目立ちません。
 雌雄異株(しゆういしゅ)又は同株で、まれに両性花が付くこともあるそうです。
 秋から冬に赤く熟れた実(集合果約30mm)がよく目立つようになります。
 果実は雌花の花床(かしょう)が膨らみ、その周りに球状の集合果を作ります。
 集合果の大きさは2~3cmで、分果は5~8mmの球形です。

名前の由来 : 実が美しいという意味でサネカズラの名前が付いたといわれています。
 別名のビナンカズラは、若い茎には多くの粘液が含まれていて
 昔の人はこの液で髪を整えたことから。


データは2018年1月投稿記事に加筆修正しました。

テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

プロフィール

トッコス爺

Author:トッコス爺
ご訪問頂き有り難うございます。

老い先短い爺が暇つぶしとボケ防止を兼ね、身の周りで咲く花やチョウ、トンボなどの昆虫、野鳥などをヨボヨボした足取りで見境なく撮り歩き、ブログに投稿するのを1日の楽しみにしています。
生物学者でも園芸家などその道の専門家ではありませんから、投稿前に手元の図鑑やネット図鑑などで名前を調べています。これも楽しみのひとつになっています。
しかし、個々の記事などは、日々衰えていく脳みそが少しでも活性化すればと思って調べた書置きみたいなものですから、間違った記述もあると思います。もし、間違っていたら、それは老いぼれ爺さんの勉強不足のせいなのでありますから、大目に見てくださると有難いです。


👈画像上でクリックすると少し大き目の画像が別窓で開きます。

最新記事
カレンダー
10 | 2023/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
カテゴリ
最新コメント
現在の時刻
FC2カウンター
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード