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スクミリンゴガイ(竦み林檎貝)


タニシ1z



タニシ2z



タニシ3z



タニシ4z



タニシ5z
池のそばの石に産み付けられていた卵。
半分以上が孵化していました。


スクミリンゴガイ(竦み林檎貝)
ジャンボタニシ(じゃんぼ田螺)


分類 : 腹足類 リンゴガイ科 淡水巻貝
原産地 : 南アメリカ・ラプラタ川流域
概要 : 1980年代前半に食用として台湾から導入されたそうですが
 販路が拓けず、養殖田での商品価値がなくなり
 放置されたり、養殖田から逃げ出したものが関東地方以西で野生化しているもの。
 在来種のタニシ(田螺)に比べると別名のジャンボタニシが示すように殻高や殻径が大きい。
 生育初期の稲やレンコン、イ草などの農作物を食害するので
 日本の侵略的外来種ワースト100に挙がっています。

特徴 : 貝全体はオリーブ色をして、個体により黒褐色の縞があり、頭部には細長い触角があります。
 殻高約7~10cm。殻径約8cm。生育条件により、個体差が生じるそうです。
 鰓(えら)と肺のような器官を持ち、水中では鰓(えら)呼吸をし
 空気中では肺呼吸をするそうです。
 繁殖力は強く、雌は夜間水上に出て周囲の植物や水路、壁などに鮮紅色の卵塊を産みます。
 一つの卵塊は数十から数百個の卵があり、約10日で孵化し、2か月で成熟するそうです。

名前の由来 : スクミリンゴガイの由来は分かりませんでした。

メモ=在来種のタニシにはオオタニシやナガタニシ、ヒメタニシ、マルタニシがいて
 いずれも食用にされますが
 自然環境の変化により、在来種のタニシを見かける機会は少なくなりました。



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テーマ : 生き物
ジャンル : 写真

カタツムリ(蝸牛)



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カタツムリ(蝸牛)
マイマイ(蝸牛)
でんでんむし
まいまいつぶり
  など

カタツムリとは
学術上では腹足網マイマイ目の陸生有肺類巻貝の一群の総称です。
この仲間は、日本には約700種ほど分布していて、地方性の強い生き物だそうですが
ウスカワマイマイとかオナジマイマイは日本全土に分布しているそうです。
(当種の同定はできませんでした)

カタツムリには2対の触角があり
長い方の先端にある眼で明暗を判別するのだそうです。
口は短い触覚の下部にあり
おろし金状になった歯舌(しぜつ)といわれるもので
新鮮な野菜類を削り取って食べます。

カタツムリの語源については諸説あり
その一つに「かた(潟)」にいる「つぶ(螺)」
(「潟」とは、潮が引いたあとに現れるところで、「螺」とは、らせん状の殻を持つ貝)
すなわち、「陸にいる巻貝」という説がありました。
また、「でんでんむし」とは、古い時代に
(から)から早く「出よ、出よ」と呼びかけて遊んだことからという説がありました。



記事は2013年6月投稿記事からの転載です。




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サワガニ(沢蟹)



サワカニ1z



サワカニ2z



サワカニ3z
左側の黒いのはイモリです。


サワカニ4z



サワカニ5z


サワガニ(沢蟹)

分類 : 甲殻類  十脚(エビ)目サワガニ科
体長 : 甲羅(こうら)の幅 2~3cm
分布 : 本州(青森県以西)~屋久島
  山間部の綺麗な河川や平野部の沼や池などに生息。
特徴 : 日本の固有種。唯一の純淡水性のカニ。
 普通甲羅は黒褐色、脚は朱色ですが、地域によって個体差があり
 青白いものや紫がかった色のものも見られるそうです。
 日中は石の下などに潜(ひそ)み、夜になると動き出すそうですが
 曇り日や雨の降る日などでも活動することがあるようです。
 雑食性で、藻類、水生昆虫、ミミズなどを捕食。
 魚と同じようにエラ呼吸をし、陸上にいるときはエラがある口からプクプクと泡を吹くことで
 水を経由して酸素を得るのだそうです。
 淡水域に生息するモズクガニやアカテガニは幼生を海に放して成長しますが
 サワガニは卵が孵化したときは既にカニの姿になっているそうです。

名前の由来 : 淡水域の沢にいるカニということから。

メモ=古くは山間部などで食べられていたものが、今では養殖されるようになり
 都市部でも食べられるようになっています。



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コウガイビル(笄蛭)



コウガイヒル1z



コウガイヒル2z
↑  地面を這っているミミズに似た扁平な生き物に出合いました。


↓  近くにあった枯れ葉に移ってもらい、数カット撮った後、地面に戻しました。

コウガイヒル3z



コウガイヒル4z



コウガイヒル5z


コウガイビル(笄蛭)

分類 : 扁形動物門ウズムシ(渦虫)目コウガイビル科
体長 : 8~12cm  幅7mm前後
分布 : 日本の各地

特徴 : 庭先の石の下などの湿った場所に生息する紐状動物。
 体色は褐色で、頭部は左右に広がったイチョウの葉状。
 頭部には肉眼では見えない眼点が多数並び、体の縁にも単眼があるそうです。
 口は体の中央よりやや後方の腹面に開いていて
 ミミズやナメクジ、カタツムリなどを捕食するそうです。

名前の由来 : 頭部の形が日本髪の笄(こうがい)に似ていることから。
 笄とは、棒状の髪をかき上げて髷(まげ)を作るための髪結い道具だそうです。
 しかし、江戸時代になると女性の髪飾りとして用いられ、形はいろいろと変化したそうです。

メモ=コウガイビルには黒褐色をしたクロイロコウガイビルや
 外来種の黄褐色をしたミスジコウガイビルなどがいます。
 蛭(ひる)の名前が付いていますが
 吸血性のヤマビル(山蛭)は環形動物で、当該種とは違った動物です。




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アメリカザリガニ(亜米利加蝲蛄)



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ザリガニ1z


アメリカザリガニ(亜米利加蝲蛄)

分類 : 甲殻類 十脚(エビ)目ザリガニ科
体長 : 10~15cmほど
原産地 : ミシシッピ川流域を中心とした北アメリカ南部
特徴 : 1927年頃食用カエル(ウシガエル)の餌にするため移入入され
  それが北海道を除く日本各地に広がった帰化動物。
  体は赤褐色で5対の脚があり、第1脚は大きな鋏(はさみ)脚になっていて
  オスは大きく発達するそうです。
  水田や用水路、河川、池などの水深が浅く、流れの緩やかなところに生息し
  水生昆虫や小魚、オタマジャクシ、水草、藻類などを食べる雑食性。

名前の由来 : アメリカのザリガニということから。
  ザリガニとは、「いざる」ように移動することから「ヰザリガニ」の「ヰ」が落ちて
  「ザリガニ」なったという説と
  移動するときに後ずさりすることから「シザリガニ」の「シ」が落ちて
  「ザリガニ」になったという説があるそうです。

メモ=日本固有種の「ザリガニ(ニホンザリガニ)」は北海道と東北地方だけに生息していて
 絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
 アメリカザリガニに比べると体はずんぐりとして、渓流域に生息しているそうです。




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アカテガニ(赤手蟹)

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アカテガニ(赤手蟹)

分類 : 甲殻類  十脚(エビ)目ベンケイガニ(イワガニ)科
体長 : 甲羅(こうら)の幅 3.5cm前後
分布 : 本州(岩手県以西)~沖縄
  海岸、河口付近の湿地帯、川辺などで見られる。
特徴 : 主に淡水域で生活しているが
  水は苦手で、水辺の小高い場所にいるそうです。
  甲羅は灰褐色で、上部が黄色やオレンジ色が普通とされていますが、変異が多く
  体全体が赤いものや黒っぽいもの、黄色の部分が目立つものなどがいるそうです。
  背の甲の中央には湾曲した赤い線があり、凹んでいます。
  メスや若い個体は全体的に淡い色ということです。

名前の由来 : 名前の通り、オスのハサミ脚が赤いことから。

メモ=このカニに似た仲間に、ベンケイガニ(弁慶蟹)やクロベンケイガニ(黒弁慶蟹)がいて
  同定に自信がありません。  
  名前が間違っていたらご指摘ご指導のほどお願いします。



データは2013年10月投稿記事からの転載です。
毎日35℃超えの暑さが続き、花撮り散歩に出かける勇気が失せているので
 撮り貯め画像を小出しにしています。



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バリケン(蕃鴨)


「荒尾こすもすの里」の横を流れている農業用水路に
アイガモ(合鴨)などと一緒に飼われていたバリケンです。
掲示板には「フランスガモ」と表示されていました。


バリケン1z



バリケン2z



バリケン3z



バリケン4z
不自然かとは思いましたが顔の部分だけ
フォトギャラリー(ソフト)を使い
おぼつかないマウス操作で網目を除去してみました。


バリケン(蕃鴨)
フランスガモ(仏蘭西鴨)
タイワンアヒル(台湾家鴨)

分類 : カモ目カモ科
原産地 : 南アメリカ
特徴 : 野生種ノバリケン(野蕃鴨)を家禽(かきん)化した鳥。
  体長・オス85cm  メス65cm 
  体重・オス4.5~5kg  メス3.5kg
  メスはオスの半分ほどの大きさだそうです。
  眼の周囲から嘴の基部にかけて赤い皮膚が裸出。
  脚は短く薄橙色。
  羽色は白一色のものから野生種型の紫光沢のある暗緑色
  又は黒白の斑模様など様々だそうです。

名前の由来 : オランダ語のBergeend(山鴨)」から。

メモ=野生種は海岸や内陸の水辺に棲み
  主に樹上で生活しているそうです。
 ・16世紀にスペイン人がヨーロッパに持ち帰り
  家禽化したものということです。
 ・日本には食用家禽として輸入されたものが逃げ出したり
  飼育放棄されたものが野生化しているそうです。
 ・肉量は多いけど肉質が劣るため、アヒル(家鴨)との雑種が作られ
  ドバン(土蕃)と呼ばれるそうです。




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プロフィール

トッコス爺

Author:トッコス爺
ご訪問頂き有り難うございます。

老い先短い爺が暇つぶしとボケ防止を兼ね、身の周りで咲く花やチョウ、トンボなどの昆虫、野鳥などをヨボヨボした足取りで見境なく撮り歩き、ブログに投稿するのを1日の楽しみにしています。
生物学者でも園芸家などその道の専門家ではありませんから、投稿前に手元の図鑑やネット図鑑などで名前を調べています。これも楽しみのひとつになっています。
しかし、個々の記事などは、日々衰えていく脳みそが少しでも活性化すればと思って調べた書置きみたいなものですから、間違った記述もあると思います。もし、間違っていたら、それは老いぼれ爺さんの勉強不足のせいなのでありますから、大目に見てくださると有難いです。


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