2018年夏・荒尾干潟周辺の野鳥など…3
2017年初夏・荒尾干潟周辺の野鳥など…3
ムツゴロウ(睦五郎)②終
ムツゴロウ(睦五郎)②終
分類 : スズキ目ハゼ科
体長 : 約15cm前後
分布 : 九州の有明海と八代海の干潟に棲む
特徴 : 体色は灰褐色をしていて
体側と背びれ、尾びれに鮮やかなコバルトブルーの斑紋があります。
満潮時は巣穴に入っていますが、潮が引くと巣穴から出て盛んに活動します。
干潟で活動できるのは鰓(えら)と皮膚両方で呼吸できるからだそうで
皮膚が乾くと体を転がして濡らす行動をします。
胸びれが発達していて、これを肢(あし)のように使って前進します。
環境省レッドリストには、絶滅の危惧が高まっている
「絶滅危惧ⅠB類(EN)」に指定されています。
名前の由来 : 脂っこいとか、しつこいという意味の「むつっこい」と
ハゼ(沙魚)を意味する「ごろ、又はごり」が合わさって
ムツゴロウとなったという説があります。
メモ=自分の巣穴周辺で、干潟の表面に付いている珪藻類を
下顎(あご)の歯で削り取るようにして食べています。
初夏になると活動が活発になり
縄張りに入ってくるオスに背びれを立てて威嚇したり
産卵期(5~7月)には背びれを立てて飛び跳ねる求愛行動が見られます。
※データなどは2014年6月投稿記事に加筆修正しました。
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