ツクシ(土筆)
ツクシ(土筆)
杉菜(スギナ)の胞子茎
杉菜(スギナ)の胞子茎
分類 : トクサ科トクサ属 多年草
学名 : Equisetum arvense =スギナの学名
分布 : 北海道~九州 温暖地帯以北に広く分布
畑、空き地、道端、日当たりのいい湿地などに群生。
特徴 : シダ(羊歯)の仲間で、地下茎は長く、浅く地中を這って広がります。
地下茎の節から春に10~30cmの胞子茎(=ツクシ)を立て
その後に20~40cmに伸びる緑色の栄養茎⦅=杉菜(スギナ)⦆が出ます。
胞子茎(=ツクシ)は淡褐色で、頂部に胞子嚢(ほうしのう)穂が付きます。
胞子嚢が成熟すると
六角形をした胞子嚢床から小さな小さな胞子があたり一面に飛び散ります。
ツクシは春の山菜として食べられます。
名前の由来 : スギナは、葉の姿が杉に似ていることから…など。
ツクシは、スギナにくっついて出てくることから「付く子」
又は、茎の薄茶色の袴(はかま)の部分で継いでいるように見えることから
「継ぐ子」が転化したという説。
或いは、港に入る通路を示した杭=澪標(みおつくし)の「つくし」で
付き立った杭のように見えるからという説など諸説ありました。
漢字表記の「土筆」は土に刺した筆のような姿から。
メモ=生える場所の養分が乏しいとツクシが多くなり
養分が豊富だとスギナばかりになるそうです。
※データなどは2017年3月投稿記事に加筆修正しました。
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