カササギ(鵲)
↓ 3枚 頸(くび)の上に白い斑紋がある個体がいました。
カササギ(鵲)
カチガラス(勝ち烏)
コウライガラス(高麗烏)
カチガラス(勝ち烏)
コウライガラス(高麗烏)
分類 : スズメ目カラス科 留鳥
分布 : 主に九州北西部(佐賀平野を中心とする佐賀、福岡、長崎、熊本県)
生息地 : 平地の林 農耕地 市街地など
体長(全長) : 約45cm ハシボソガラスより一回り小さい
特徴 : 雌雄同色です。
腹、肩、翼の一部(初列風切り)は白く
あとは黒色をして、翼と尾羽は光沢のある青緑色。
農耕地や公園、空き地などに舞い降りて昆虫やミミズ、落穂などを食べる。
成鳥は非繁殖期でも、キジバト同様に番(つがい)で行動していることが多いです。
名前の由来 : 「鵲」の朝鮮の方言「カシ」が転じて「カサ」
「鵲」の音読み「サク」が転じて「サギ」、合わせて「カササギ」という説がありました。
・「カシャカシャ」と鳴く声を「勝ち勝ち」と聞きなし
縁起のいい名前として別名「カチガラス(勝ち烏)」。
メモ=当地では、スズメやカラスなどと同じように年中見られる野鳥ですが
生息地の佐賀県と福岡県の一部の地域では
国の天然記念物に指定されています。
・一説によれば、16世紀後半に豊臣秀吉が朝鮮出兵の際
九州の大名が朝鮮から持ち帰り、野生化したとあります。
この説に従えば、百人一首に「かささぎの渡せる橋の…」の歌があり
百人一首が編まれたのは13世紀後半だそうですから時代が合わず
作者の中納言家持は、この鳥を見たことにはならないようです。
※データなどは2014年1月投稿記事からの転載です。
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