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ハキダメギク(掃溜菊)


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ハキダメギク(掃溜菊)

分類 : キク科コゴメギク属  1年草
学名 : Galinsoga quadriadiata(G.ciliata)
原産地 : 熱帯アメリカ  
 人家周辺や畑など、窒素養分の多い場所に生える帰化植物
特徴 :茎はよく枝分かれして、草丈10~60cmほど。
 養分の豊富な場所では50~60cmほどに伸び
 砂利道などに生えたものや、冬に花を咲かせるものは10cmほど。
 茎や葉には軟毛が多く、葉は細長い卵形の長さ2~5cmで
 縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)があります。
 茎先に径5mmほどの花を咲かせます。
 白色の舌状花は普通5個で、先が浅く3つに裂けています。
 開花期は5~12月とされている図鑑がありますが
 暖地では1年中咲いているのが見られるという図鑑もありました。

名前の由来 : 東京・世田谷区のゴミ捨て場(=掃き溜め)で
 牧野富太郎博士が見つけたことから。

メモ=大正時代に渡来し、第2次大戦後、急に目立つようになった野草で
 北海道~四国・九州で見られるようになっているとか。
 気の毒な名前ですが、カメラに収めて見ると可愛い花でした。
・この花にそっくりなコゴメギク(小米菊)というのがあるそうで
 二つの花の違いは、ハキダメギクの舌状花には冠毛があるのに対して
 コゴメギクにはないそうで、その見比べには虫眼鏡が必要のようで
 それとの比較ができず、ハキダメギクとして投稿しました。




データなどは2014年12月投稿記事に加筆修正しました。


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テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

ヒメクグ(姫莎草)


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ヒメクグ(姫莎草)

分類 : カヤツリグサ科カヤツリグサ属  多年草
学名 : Cyperus brevifolius var.leiolepis
分布 : 北海道~四国・九州
 日当たりのいい田の畦や池の縁、湿った草地などに生える。
特徴 : 草丈10~30cm。
 根茎は横に這って殖えるそうです。
 葉は幅3mmほどの線形です。
 茎は根茎から立ち上がり、先端に2~3個の長い苞葉を広げ
 中央に径1cmほどの球形の花(花序)を1~2個つけます。
 花は3mm前後の小穂(しょうすい)が集まっています。
 茎や葉を揉(も)むと一種の香気があります。

名前の由来 : 高さが小さなカヤツリグサ(蚊帳吊草)ということから。
 クグ((莎草)とはカヤツリグサ類の古名だそうです。



データは2015年9月投稿記事に加筆修正しました。


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ジャンル : 写真

ミゾソバ(溝蕎麦)


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ミゾソバ(溝蕎麦)
ウシノヒタイ(牛の額)

分類 : タデ科タデ属  1年草
学名 : Polygonum thunbergii
分布 : 北海道~四国・九州 
 田の縁や溝、小川の岸辺など湿り気のある場所に生える。
特徴 : 草丈は30~80cm。
 茎や葉には下向きの刺状の毛が生え、触るとザラザラします。
 葉は牛の顔を逆さにしたような矛(ほこ)形をして、長さ4~10cm、幅2~10cm。
 茎先に小花が10~20個集まった花序を作り、径4~7mmの花が咲きます。
 花の色は、普通は淡紅色ですが
 白っぽいものから濃い紅色まで個体差があります。

名前の由来 : 諸説あり、その一つに「溝によく茂る蕎麦(そば)」とあります。
 別名のウシノヒタイ(牛の額)は葉の形から。

メモ=タデ科の仲間としては花径は比較的大きく、開花している数も多いです。
 花弁のように見えるのは萼(がく)だそうで、タデ科特有の花の構造をしています。



データは2018年11月投稿記事に加筆修正しました。


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ジャンル : 写真

ニラ(韮)


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ニラの花の時季は終わったかと思っていたところ
今が盛りと咲いている1群がありましたました。


ニ ラ(韮)

分類 : ヒガンバナ(ユリ)科ネギ属  多年草
学名 : Allium tuberosum
原産地 : 中国西部 東南アジア、あるいは本州~九州に自生とも。
 草地や河原、畑地、道端などに生える。
特徴 : ネギの一種で、草全体に独特の臭気があり、繁殖力旺盛です。
 早春に萌芽し、葉は株元に密生(叢生)し
 草丈30~50cmほどに伸びます。
 葉は扁平で長さ30~50cm、幅3~5mm。
 8~10月に葉の間から30~40cmの花茎が伸び
 半球形(傘状)の散形花序(径3~4cm)に小さな花を20~40個つけます。
 花弁は3枚、苞が3枚あり、花弁が6枚あるように見え、花径は6~8mmです。
 秋に実が熟れると殻が3つに割れ、小さな黒い種子が散布されます。

名前の由来 : 独特の臭気があることから「においきらい=『香嫌い』」がなまってニラ。
 また、美味なことから「みら=『美辣』」がなまってニラとなったという説などがあります。

メモ=古い時代に中国から渡来し、栽培されていたものが野生化して
 草地や河原などで見られるという説や
 本州から九州にかけて自生していた種があるという説があります。
 また、栽培品種には早採りできる「グリーンベルト」や
 葉が大柄な「大葉ニラ」などがあるそうです。




データは2020年9月投稿記事に加筆修正しました。


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キクイモ(菊芋)


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キクイモ(菊芋)

分類 : キク科ヒマワリ属  多年草
学名 : Helianthus tuberosus
原産地 : 北アメリカ東部
特徴 : 茎は直立し、上部で枝分かれして草丈50~300cmになります。
 茎には粗い毛が密生していて、触ると痛いです。
 葉は卵形で先は尖り、両面にも毛が生え、長さ10~20cm、幅8~15cm。
 枝分かれした茎先に径6~8cmの頭状花を上向きに咲かせ
 7~10月頃まで見られます。

 10月末頃に地下にショウガに似た塊茎(芋)ができるそうです。
 かつてはこれを食用にしたり、澱粉(でんぷん)の原料にしたり
 家畜の飼料にもされていたそうですが
 現在はほとんど栽培されることなく、空き地や荒れ地、土手などで野草化しています。

名前の由来 : 花がキク科の花に似て、地中に塊茎(芋)ができるので。

メモ=第二次世界大戦の日本では、戦争末期、航空燃料の不足を補うため
  このキクイモからアルコールを造っていたそうです。
 ・類似種にイヌキクイモ(犬菊芋)があり、地下にできる塊茎(芋)が小さく
  食べるに値しないということでイヌキクイモだそうですが
  地上部だけでの判別は難しいということです。
  ここではキクイモとして投稿しました。




データは2018年9月投稿記事に加筆修正しました。


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ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)


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ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)
アメリカミズキンバイ(亜米利加水金梅)

分類 : アカバナ科チョウジタデ属  1年草
学名 : Ludwigia decurrens
原産地 : 熱帯アメリカ 
 本州・四国・九州に分布
 水田や溝など常に水があるような場所に生える。
特徴 : 1950年代頃から休耕田を中心に広がっている帰化植物。
 茎はよく枝分かれして、草丈は普通50~100cmですが
 時には100cmを超えるほどに生長します。
 葉は柔らかで、長さ5~15cm、幅1.5~3cmの細長い披針形です。
 また、葉の付け根が茎に沿って鰭(ひれ)のようになっているので
 これが名前の由来になっています。
 径3cm前後の鮮やかな黄色の4弁花が葉の腋に1個付きます。

名前の由来 : 茎に鰭があるタゴボウ(田牛蒡)ということで。

メモ=タゴボウ(田牛蒡)はチョウジタデ(丁子蓼)の別名で
 根が牛蒡に似るのでこの名前があります。
 また、アメリカミズキンバイのミズキンバイ(水金梅)とは
 同じチョウジタデ属の野草で、黄色の花を咲かせるので
 熱帯アメリカ原産のよく似た花ということからの別名。




データは2015年10月投稿記事に加筆修正しました。


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ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)


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ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)

分類 : キク科ムカシヨモギ属  1年草
学名 : Erigeron canadensis
原産地 : 北アメリカ
特徴 : 茎は直立し、上の方で枝分かれして円錐状に広がり、草丈1~2mになります。
 葉は細い線形の長さ7~10cm、幅0.5~1cm。
 茎先に短い枝を出したその先に頭花を円錐状につけ
 頭花一つの大きさは3ミリほどで、白い舌状花が目立ちます。
 (近縁種のオオアレチノギクの頭花の舌状花は総苞に隠れてほとんど見えません)
 花後の果実は(そうか)で、長さ2.5ミリほどの冠毛があります。

名前の由来 : ヒメは小さいことから。
 ムカシヨモギについてはよくわかりませんでした。

メモ=頭花とは、小さな花が多数集まった状態のこと(頭状花序)で
 その1群の花を一つの花とみて呼ぶ名前のこと。
 痩果とは、果皮が薄く、成熟しても開かず、一つの部屋に1個の種子を持つもの。


 

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プロフィール

トッコス爺

Author:トッコス爺
ご訪問頂き有り難うございます。

老い先短い爺が暇つぶしとボケ防止を兼ね、身の周りで咲く花やチョウ、トンボなどの昆虫、野鳥などをヨボヨボした足取りで見境なく撮り歩き、ブログに投稿するのを1日の楽しみにしています。
生物学者でも園芸家などその道の専門家ではありませんから、投稿前に手元の図鑑やネット図鑑などで名前を調べています。これも楽しみのひとつになっています。
しかし、個々の記事などは、日々衰えていく脳みそが少しでも活性化すればと思って調べた書置きみたいなものですから、間違った記述もあると思います。もし、間違っていたら、それは老いぼれ爺さんの勉強不足のせいなのでありますから、大目に見てくださると有難いです。


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