2019年晩秋~冬・荒尾干潟の野鳥たち…3(終)
2019年晩秋~冬・荒尾干潟の野鳥たち…3(終)
ズグロカモメ(頭黒鴎)
ズグロカモメ(頭黒鴎)
分類 : チドリ目カモメ科 冬鳥
分布 : 主に九州~沖縄
生息地 : 海岸 河口の干潟
体長(全長) : 約32cm キジバトくらい
特徴 : ユリカモメ(百合鴎)によく似ていますが体長は一回り小さく
ユリカモメの嘴(くちばし)が赤く長いのに対して、黒色で短い。
冬羽では頭部から下面が白色で、頭頂に灰黒色線と目の後方に黒斑があり
上面は淡青色です。
夏羽では頭頂部全体が黒色になります。
ユリカモメは水面に対してふわりと降りますが
ズグロカモメは急降下して獲物(主にカニ類)を捕らえます。
名前の由来 : 夏羽の頭部は頭巾を被ったように黒くなるから。
(ユリカモメも夏羽は頭部が黒くなります)
メモ=黄海や渤海(ぼっかい)沿岸で繁殖し、関東地方以西に冬鳥として渡ってきます。
その内でも九州北部にが多いそうです。
ズグロカモメの総個体数は5,000~9,000羽といわれ
その内の2,000羽ほどが日本に渡って来るそうです。
絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。
※データなどは2013年2月投稿記事に加筆修正しました。
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