アオバハゴロモ(青翅羽衣)
アオバハゴロモ(青翅羽衣)
分類 : カメムシ(半翅)目アオバハゴロモ科
体長 : 6mm前後 翅先まで10mm前後
分布 : 本州~沖縄
低山地等の照葉樹林などで普通に見られます。
特徴 : セミに近い仲間。
全体が青緑色で翅の縁が淡紅色をした美しい虫で
近似種がいないので判別は容易です。
前翅は閉じ、横から見ると三角形状をしています。
成虫、幼虫とも集団でいることが多いです。
幼虫は白い綿状の分泌物に覆われています。
成虫、幼虫とも近くに寄るとピョ~ンと跳ねて飛び去ります。
食性は幅広く、クワ、チヤ、バラなどのほか
ミカンなどの果樹や農作物の汁を吸うので害虫扱いにされます。
名前の由来 : 「ハゴロモ」には鳥や虫の「はね」という意味があるそうで
青緑色をしたきれいな前翅が由来ということです。
また、羽衣の由来は、天女伝説に出てくる美しい衣で
青羽(翅)の青は、古語では緑を意味するので
緑の羽衣を纏った天女が空を飛ぶ姿に例えた名前ともいわれています。
メモ=学名の Geisha distinctissima のうち
属名が geisha (=ゲイシャ)、即ち「芸者」に因んだものとなっていて
これは翅の美しさからの連想という説があります。
※データなどは2017年7月投稿記事に加筆修正しました。
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