ハネナガイナゴ(翅長蝗)
ハネナガイナゴ(翅長蝗 又は 翅長稲子)
分類 : バッタ(直翅)目イナゴ科
体長 : ♂27mm内外 ♀37mm内外
分布 : 本州(秋田県以西)~四国・九州~奄美大島
イネ科植物の茂る水田や湿った草原などで見られます。
特徴 : 全体が黄緑色をしていて
複眼後方から前胸背稜線部にかけ太い褐色帯があります。
翅は腹部より長く、後脚の膝(ひざ)関節を超えます。
類似種のコバネイナゴの翅は腹部の端より短いです。
イネ科の害虫として有名なバッタですが
タンパク源やカルシウム源として食用にされることもあります。
名前の由来 : イナゴとは、イネ科の植物を好んで食べることから
「稲の子」という意味で「イナゴ」と呼ばれ
近似種の「コバネイナゴ」の翅より長いことから。
メモ=近似種に「コバネイナゴ」がいて
翅は腹部の端にやっと届く程度かそれより短いですが、長翅型がいるので
正確な同定は、両者の生殖器を調べる必要があるそうです。
当画像は翅が腹部の端より長かったので、ハネナガイナゴとして投稿しました。
※データなどは2017年10月投稿記事に加筆修正しました。
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