クサギ(臭木)花と果実
10月中旬でも花が咲いている枝があり
花と果実が同時に見られました。
クサギ(臭木)花と果実
分類 : クマツヅラ科クサギ属 落葉小高木
学名 : Clerodendrum trichotomum
分布 : 日本全土
日当たりのいい林の縁や伐採地、崩壊地に多いパイオニア樹木。
特徴 : 樹高は普通3~5mで、時には7~8mになることも。
葉は長さ8~20cm、幅5~10cmの三角状心形、又は卵形。
8~9月、枝先に軸を伸ばし、多くの枝を分けながら
長い柄のある花を円錐状に付けます。
花径は20~25mmで、オシベ4本とメシベ1本は花弁の外に突き出ます。
花が散った後に残った萼(がく)は果期には紅色になって反り返り、長さ1cmほどです。
果実は約7mmの球形で、光沢のある藍色に熟します。
名前の由来 : 葉や枝には独特の臭(にお)いがあることから「臭い木」。
但し、花には芳香があります。
メモ=夏は、白い花弁と薄紅色の萼片が美しく
秋が深まると
紅色の萼片と藍色の果実のコントラストはとても美しいです。
・新芽、若葉は茹でてご飯に混ぜると美味しく
果実は草木染の染料となり
果実を煮出した液で布を染めると、浅黄色になるそうです。
※データなどは2018年8月投稿記事に加筆修正しました。
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