fc2ブログ

コエビソウ(小海老草) イエロークイーン


ベロペロネy23-1z


ベロペロネy23-2z


ベロペロネy23-3z


ベロペロネy23-4z


コエビソウ(小海老草)
品種名・イエロークイーン
ベロペロネ 

分類 : キツネノマゴ科キツネノマゴ(ジャスティシア)属  常緑低木
学名 : Justicia brandegeana  'Yellow Queen'
原産地 :メキシコ
特徴 : 花の姿がユニークなこと、花期が長く育て易いこともあり、よく庭に植えられます。
 樹高100cmほどになる木本。
 葉は卵形~楕円形の長さ3~7cmほどです。
 茎の先から黄色(赤褐色)の鱗状に重なり合った苞が穂状に5~10cm伸び
 苞の間から細長い長さ35mm前後の筒状をした白色の2唇状の花を咲かせ
 下の花弁は浅く3裂しています。
 在来種=ベロペロネ・グッタタ(Beloperone guttata)の唇弁には赤紫色の斑紋がありますが
 当該品種の花にはこの斑紋はありません。
 在来種の苞は、初めのうちは淡緑色で次第に赤褐色に変化していきますが
 当該品種は黄色のままです。

名前の由来 : コエビソウとは、花の姿をエビ(海老)に見立てたとされていますが
 草ではなく樹木の仲間です。
 ベロペロネとは、ギリシャ語のベロス(矢)とペロネ(帯)が合わさった名前で
 オシベの形を表しているそうです。
 尚、ベロペロネは旧属名で、現在はキツネノマゴ(ジャスティシア)属に統合されています。

メモ=耐暑性が強く高温を好む植物だそうで、耐寒性もほどほどにあることから
 関東地方以西では露地植えでも越冬でき、暖地では周年花を咲かせるそうです。



データなどは2011年10月投稿記事(ベロペロネ)に加筆修正しました。


スポンサーサイト



テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

シュウメイギク(秋明菊)


シュウメイキクw23-2z


シュウメイキクw23-3z


シュウメイキクv23-2z


シュウメイキクv23-3z


シュウメイギク(秋明菊)
キブネギク(貴船菊)

園芸品種

分類 : キンポウゲ科アネモネ(イチリンソウ)属  多年草
学名 : Anemone hupehensis var.japonica
分布 : 本州~四国・九州  
 人里近くの日当たりのいい林の縁や石垣などに生えます。
 (古くに中国から渡来して野生化した帰化植物と推測されているそうです)
特徴 : 名前にキクと付きますが、キクの仲間ではありません。
 草丈50~100cm。
 葉は3~5裂する卵形の3つの小葉からなり、長さ20~50cmほど。
 葉の付け根から長い花柄を立て
 先端に1個ずつ径5~7cmほどの白色や赤紫色などの花をつけます。
 花弁のように見えるのは萼片で
 野生種の赤紫色八重咲きの萼片は30枚ほどあります。
 地下を這う枝で殖えたり、品種によっては綿毛に包まれた種子ができます。

名前の由来 : その昔、中国に渡航した修行僧が持ち帰ったもので
 この花が日本に無かったことから「黄泉の国の秋に咲く菊」から「秋冥菊」と呼ばれ
 その後「秋明菊」に転訛したものだそうです。
 またの説に、秋にキク(菊)に似た明るい色をした花を咲かせることから。
 別名のキブネギクは、京都の貴船山又はその周辺に多く生えていたことから。

メモ=野生の花は、花弁(=萼片が変化したもの)は細く
 赤紫色の八重咲きのものが基本種とされています。
 庭などで栽培される品種の多くは外国産のシュウメイギクとの交雑種といわれ
 萼片が広く、一重咲き、半八重咲き、八重咲きがあり、花色や大きさなどに変化があります。
 あるサイトの記事によると
 花色や大きさなどに変異が多く、野生種、園芸品種共に不明な点が多いとも記されていました。



データは2019年11月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

アゲラタム


アゲラタム23-1z


アゲラタム23-2z


アゲラタム23-3z


アゲラタム23-4z


アゲラタム
オオカッコウアザミ(大香薊)
ムラサキカッコウアザミ(紫香薊)

分類 : キク科カッコウアザミ(アゲラタム)属  1年草扱い(本来は常緑多年草)
学名 : Ageratum houstonianum
原産地 : メキシコ、ペルーなど中南米~南アメリカ
特徴 : 草丈20~60cm。
 葉は円形~広卵形の長さ3~10cmで、葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)があり、先は尖ります。
 枝分かれした枝先に径1~1.5cmの花が集まって咲きます。
 キク科の花ですが舌状花はなく、筒状花のみです。
 花期は長く、初夏から晩秋まで咲き続けます。
 高性種と矮性種があり、花色には淡青紫や白などがあります。  

名前の由来 : アゲラタムとは、ギリシア語で、色が変わらず長く咲き続けるの意。
 和名のカッコウアザミとは、葉がシソ科のカッコウ=カワミドリに似て
 花がアザミに似ていることから。
 オオ…はカッコウアザミより花が大きいことから。
 ムラサキ…は、花色から。

メモ=この植物と花の姿形が似ているコノクリニウム(旧属名ユーパトリウム)があり
 和名はアオバナフジバカマ(セイヨウフジバカマ)といいます。
 分類上では、キク科コノクリニウム(マルバフジバカマ)属で
 アゲラタムによく似た花を咲かせるので
 2017年9月に投稿した際はユーパトリウムとしていました。
 今回投稿にあたりどちらが正しい花の名前か判別できぬまま
 茎に目立つような毛は見当たりませんでしたが
 葉の形から見てアゲラタムではないかと判断して投稿しまました。
 間違っていたらゴメンナサイね。





テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

オシロイバナ(白粉花)


オシロイバナ23-1z


オシロイバナ23-2z


オシロイバナ23-3z


オシロイバナ23-4z


オシロイバナ23-7z


オシロイバナ(白粉花 又は 御白粉花)
ユウゲショウ(夕化粧)

分類 : オシロイバナ科オシロイバナ属  多年草
学名 : Mirabilis jalapa
原産地 : 熱帯アメリカ
特徴 : 枝をよく広げ、草丈50~100cmほど。
 茎は太く、節が目立ちます。
 葉は三角状卵形の長さ4~10cm。
 枝先に筒状で上部はラッパ状に開いた花を咲かせます。
 筒の長さは5cm、花径は3cmほどで
 夕方4時頃から開花し、翌朝10時頃には萎(しぼ)みます。
 花弁のように見えるのは萼(がく)で、花弁はなく
 花の基部にある萼のように見えるのは総苞(そうほう)といわれるものだそうです。
 花期は長く、初夏から晩秋まで咲き続けます。
 花色は白、赤、黄、橙、咲き分けなど多彩です。
 このように様々な花色が見られるのは
 この植物が突然変異を起こしやすい遺伝子を持っているからだそうです。
 果実は直径6mmほどで、しわのある黒色をしています。
 性質は強健で、道端などで野生化していることもあります。
名前の由来 : 種子の中身が白い澱粉(でんぷん)状になっていて
 これを白粉(おしろい)に見立てた。
 別名のユウゲショウは、美しい花が夕方から開くことから。
 しかし、ユウゲショウ名の植物はアカバナ科マツヨイグサ属にもあります。

メモ=オシロイバナをはじめ夜になるといい匂いを放つ花が多くあります。
 例えば、ユウスゲ(夕菅)、ゲッカビジン(月下美人)、ヨルガオ(夜顔)
 ヤコウボク(夜香木)、イエライシャン(夜来香)、チューベローズなど。



データなどは2019年11月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

ランタナ 2/2


オレンジランタナ23-1z


オレンジランタナ23-2z


オレンジランタナ23-3z


ランタナw23-1z


ランタナw23-3z


ランタナw23-4z


ランタナ(学名読み)2/2
シチヘンゲ(七変化)
コウオウカ(紅黄花)

分類 : クマツヅラ科ランタナ(シチヘンゲ)属  半耐寒性常緑小低木
学名 : Lantana camara
原産地 : 中南部アメリカ
特徴 : よく枝分かれし、樹高20~100cm。
 枝は四角で、粗い短毛と小さな刺が疎(まば)らにあります。
 葉は長さ2~5cmの卵形をしていて、縁にはぎざぎざ(鋸歯)があります。
 葉の腋から枝を出したその先に、小さな花が半球形に集まって開きます。
 半球形の大きさ(花序)は3~5cmです。
 小さな花は杯状をして先端は4裂し、大きさは7mmほど。
 花の色は、最初オレンジ色をしていて次第に赤色に変化したり
 黄色だったものがオレンジ色に、白色がクリーム色に変化したり
 ほとんど変化しないものなど、品種によって色の変化が違っています。
 花後には球形の液果(果汁の多い実)が黒く熟れます。
 花期は長く、初夏から11月頃まで楽しめます。
 繁殖力が強く、暖地では野生化していることもあります。
名前の由来 : ランタナは学名の属名読みです。
 学名はスイカズラ科のガマズミ、学名 Viburnum lantana(ウィブルヌム・ランタナ)に
 花の付き方などが似ていることからの転用だそうです。
 和名のシチヘンゲは、花の色が時間の経過とともに変化していくことから。

メモ=図鑑でランタナを調べていると品種名に
 淡紅色と黄色のフェストンローズ
 黄色の花にはニューゴールドとかサニーイエローがあり
 オレンジと黄色のグラデーションのラディエーションがあり
 白色品種にはムーンホワイトがあり
 他に、レインボーオレンジとかトロピカルサンセットという名前がありました。
 今回投稿した4種の花はどの品種に該当するのか分かりませんでした。
・この花によく似て、葉や花が一回り小さい
 コバノランタナ(小葉のランタナ)があります。



データなどは2019年10月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

ランタナ 1/2


ランタナ23-1z


ランタナ23-2z


ランタナ23-3z


↓ の品種は黄色から変化しません。

ランタナy23-1z


ランタナy23-2z


ランタナy23-3z


ランタナ(学名読み) 1/2
シチヘンゲ(七変化)
コウオウカ(紅黄花)

分類 : クマツヅラ科ランタナ(シチヘンゲ)属  半耐寒性常緑小低木
学名 : Lantana camara



データなどは次回投稿時に掲載します。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

ヨルガオ(夜顔)


ヨルガオ23-3z


ヨルガオ23-1z


ヨルガオ23-2z


ヨルガオ23-5z


ヨルガオ23-4z


ヨルガオ(夜顔)
ヤカイソウ(夜開草)
夕顔(流通名)

分類 : ヒルガオ科サツマイモ属  つる性1年草扱い(「原産地では多年草)
学名 : Ipomoea alba(Calonyction aculeatum)
原産地 : 熱帯アメリカなど
特徴 : アサガオの仲間の大型のつる性植物です。
 蔓の長さは5~6mに伸びます。
 葉はハート形が多く、3裂する葉も交じり、長さ15~20cm。
 葉の腋から細い花冠筒を出した先に花径15cmほどの白い花が
 夕方から夜にかけて咲き、翌朝には萎(しぼ)む一夜花で、芳香があります。

名前の由来 : 古くに日本に伝わっていたユウガオと区別するため命名されたもの。
 ユウガオもヨルガオも夕方から花が咲き始め、翌朝には萎んでしまいます。

メモ=朝顔(あさがお)、昼顔(ひるがお)、夜顔(よるがお)と
 ヒルガオ科で「顔」の名の付く三姉妹の一つです。
 店頭では「白花夕顔」の名前で並ぶことがありますが
 植物学上でのユウガオはウリ科の植物で、別の仲間です。
 ヨルガオは日本には明治期に渡来したそうです。
 源氏物語などに出てくる「夕顔」はウリ科ユウガオ属の花で
 干瓢(かんぴょう)はこの植物の果実から作られます。




データなどは2010年10月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

プロフィール

トッコス爺

Author:トッコス爺
ご訪問頂き有り難うございます。

老い先短い爺が暇つぶしとボケ防止を兼ね、身の周りで咲く花やチョウ、トンボなどの昆虫、野鳥などをヨボヨボした足取りで見境なく撮り歩き、ブログに投稿するのを1日の楽しみにしています。
生物学者でも園芸家などその道の専門家ではありませんから、投稿前に手元の図鑑やネット図鑑などで名前を調べています。これも楽しみのひとつになっています。
しかし、個々の記事などは、日々衰えていく脳みそが少しでも活性化すればと思って調べた書置きみたいなものですから、間違った記述もあると思います。もし、間違っていたら、それは老いぼれ爺さんの勉強不足のせいなのでありますから、大目に見てくださると有難いです。


👈画像上でクリックすると少し大き目の画像が別窓で開きます。

最新記事
カレンダー
10 | 2023/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
カテゴリ
最新コメント
現在の時刻
FC2カウンター
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード