ゼフィランサス・カリナタ
ゼフィランサス・カリナタ(学名読み)
サフランモドキ(洎夫藍擬)
レインリリー
サフランモドキ(洎夫藍擬)
レインリリー
分類 : ヒガンバナ科タマスダレ(ゼフィランサス)属 多年草
学名 : Zephyranthes carinata
原産地 : 中央アメリカ 西インド諸島
特徴 : 草丈15~20cmほど。
葉は細く扁平な長さ15~30cm、幅7mmほど。
花茎が直立し、その先にピンク色の花を1個咲かせます。
花径は7~8cmで、花弁は6枚が普通ですが、7~8枚あるのも見られます。
オシベ6個、メシベ1個の先は3~5裂し、花弁の前に突き出ます。
花の寿命は短く1~3日ですが、花期は長く、6~10月頃まで次々に咲き続けます。
雨上がりに一斉に開花するのでレインリリーとも呼ばれますが
この仲間の白花のタマスダレ(玉簾)や
近縁種のハブランサスの別名にもなっています。
性質は強く、野草化していることもあります。
名前の由来 : ゼフィランサスとは、ギリシャ語の「西風」と「花」の合成語で
アメリカに自生し、東方のヨ-ロッパに移ったことから
「西からの風の花」という意味で付けられ
カリナタとは、「竜骨弁のある」の意だそうです。
サフランモドキとは、この花が江戸末期に渡来した当時は
薬用サフランと誤ってサフランと呼ばれ
後に誤用が判明し、サフランモドキに改められたそうです。
メモ=ゼフィランサスの仲間には白色品種のゼフィランサス・カンディダ(=タマスダレ)や
黄色品種のゼフィランサス・シトリナ、ゼフィランサス・スマリーなどがあり
近縁種にハブランサスがあります。
ゼフィランサス・カリナタとハブランサスはよく似ていて
両者が混同されていることがあります。
※データなどは2018年7月投稿記事に加筆修正しました。
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