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ゼフィランサス・カリナタ


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ゼフィランサス23-4z


ゼフィランサス・カリナタ(学名読み)
サフランモドキ(洎夫藍擬) 
 レインリリー

分類 : ヒガンバナ科タマスダレ(ゼフィランサス)属   多年草
学名 : Zephyranthes carinata
原産地 : 中央アメリカ 西インド諸島
特徴 : 草丈15~20cmほど。
 葉は細く扁平な長さ15~30cm、幅7mmほど。
 花茎が直立し、その先にピンク色の花を1個咲かせます。
 花径は7~8cmで、花弁は6枚が普通ですが、7~8枚あるのも見られます。
 オシベ6個、メシベ1個の先は3~5裂し、花弁の前に突き出ます。
 花の寿命は短く1~3日ですが、花期は長く、6~10月頃まで次々に咲き続けます。
 雨上がりに一斉に開花するのでレインリリーとも呼ばれますが
 この仲間の白花のタマスダレ(玉簾)や
 近縁種のハブランサスの別名にもなっています。
 性質は強く、野草化していることもあります。

名前の由来 : ゼフィランサスとは、ギリシャ語の「西風」と「花」の合成語で
 アメリカに自生し、東方のヨ-ロッパに移ったことから
 「西からの風の花」という意味で付けられ
 カリナタとは、「竜骨弁のある」の意だそうです。
 サフランモドキとは、この花が江戸末期に渡来した当時は
 薬用サフランと誤ってサフランと呼ばれ
 後に誤用が判明し、サフランモドキに改められたそうです。

メモ=ゼフィランサスの仲間には白色品種のゼフィランサス・カンディダ(=タマスダレ)や
 黄色品種のゼフィランサス・シトリナ、ゼフィランサス・スマリーなどがあり
 近縁種にハブランサスがあります。
 ゼフィランサス・カリナタとハブランサスはよく似ていて
 両者が混同されていることがあります。



データなどは2018年7月投稿記事に加筆修正しました。


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テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

ウコン(鬱金)


ウコン23-1z


ウコン23-2z


ウコン23-3z


ウコン23-4z
黄色いのが花で、淡桃色の花弁のようなものはは苞葉です。

ウコンは淡緑白色の花 ↓ を咲かせるのが多いですが
春ウコンとよく似た淡桃色の花を咲かせるものもあります。


ウコン23-5z

ウコン(鬱金)
アキウコン(秋鬱金) 
キゾメグサ(黄染草)
ターメリック

分類 : ショウガ科ショウガ属   多年草
学名 : Curcuma longa (Curcuma domestica)
原産地 : 東南アジア~インド
特徴 : 草丈(葉の長さ)50~100cm。
 葉は楕円形をしていてカンナの葉に似ています。
 葉の間から長さ約20~30cmの花穂を立て
 花穂には多数の緑白色の苞葉(ほうよう)があり
 その内側に2~3輪の黄色の花が付きます。
 花径は3cmほどです。
 根茎は肥大して5~7cmの卵球状。
 輪切りにすると中身は橙色。
 これには黄色素のクルミンが含まれていて
 加工して着色料や香辛料、健胃生薬に用いられます。

名前の由来 : 漢名「金」の音読みで「鮮やかな黄色」の意。
 桜にも同名の品種があります。

メモ=これとよく似た草本で、春に淡桃色の苞葉をした花を咲かせるのは
 キョウオウ(姜黄)で、ハルウコン(春鬱金)とも呼ばれます。
 他にガジュツ(莪朮)=別名ムラサキウコン(紫鬱金)もありますが
 花は滅多に咲かないそうです。
 いずれも根茎には薬効があるとされ、健康食品として使われています。
 また、観賞用の園芸品種に「クルクマ」があります。



データなどは2019年9月投稿記事からの転載です。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

ガガイモ(蘿芋)


ガガイモ23-1z



ガガイモ23-3z




ガガイモ23-2z



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ガガイモ(蘿芋 又は 蘿藦)

分類 : キョウチクトウ(ガガイモ)科イケマ(ガガイモ)属  つる性多年草
学名 : Cynanchum rostellatum(Metaplexis japonica)
分布 : 北海道~四国・九州 
 日当たりのいい、やや乾いた林縁、草地、空き地などに生える。
特徴 : 茎はつる性で、周囲に生える草などに巻きついて伸び、成長します。
 葉は長卵状心形で先は尖り、長さ5~10cm、幅3~6cm。
 蔓や葉を傷つけると、白い乳液を出します。
 葉の腋(わき)から長い軸を出し、径1cmほどの花を総状に咲かせます。
 花色は赤紫色~淡赤紫色~白色など個体によって色に変化があり
 花弁の内側には毛が密に生え、5裂した花弁は外側に反り返ります。
 オシベは筒状に合着していて
 メシベの柱頭は合着したオシベの中心から長く突き出ています。
 花後は舟状の楕円形をした長さ8~10cmの袋果ができ
 熟れると二つに割れて、多数の長い毛が付いた種子が飛び散ります。

名前の由来 : 諸説あり、その一つに
 栃木県あたりの方言でスッポンのことを「ガカ」とか「ガガ」といい
 葉がスッポンの甲羅(こうら)に似て、地下に芋があることから。
・漢字表記の「(ら)」は「つた」とも読み、「つた類の総称」とされています。
  
メモ=この仲間には園芸種のフウセントウワタ(風船唐綿)や
 アスクレピアス(=ヤナギトウワタ)があり、種子の姿はよく似ています。



データは2021年9月投稿記事に加筆修正しました。


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サルスベリ(百日紅)


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サルスベリ(猿滑 又は 百日紅、紫薇)
ヒャクジッコウ(百日紅)

分類 : ミソハギ科サルスベリ属  落葉中高木
学名 : Lagerstroemia indica
原産地 : 中国南部 インド
特徴 : 普通種の樹高は3~5m、大きいものでは9mほど。
 葉は楕円形~長楕円形~卵形の長さ3~8cm。
 花は今年伸びた枝先に円錐花序(花軸が枝分かれし、全体が円錐状に見える)を作り
 径3~4cmの花を7月中旬頃から9月下旬頃まで次々に咲かせます。
 花弁は6枚で縁(ふち)が細かく縮れ、基部は急に細くなります。
 オシベは多数あり、外側の6本が特に長く、葯(やく)は紫色で、他のオシベの葯は黄色。
 メシベは1個です。

名前の由来 : サルスベリとは、幹の成長に伴って古い樹皮が剥がれ落ち
 木肌がすべすべになり「猿が登れず滑る」に例えられました。
 しかし、実際には猿が滑ることはないそうです。
 漢字表記の「百日紅」は開花期が長いことから。

メモ=元来の花は紅色だったそうですが、外国からの導入や実生選抜で
 多くの品種が出回り、紅紫色、淡紅紫色、桃色、白色など花色は多彩です。
 また、1才物といわれる矮性(わいせい)種があり、樹高は50~60cmだそうです。




データなどは2018年9月投稿記事に加筆修正しました。


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アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)


アレチヌスビト23-4z


アレチヌスビト23-2z


アレチヌスビト23-3z


アレチヌスビト23-5z



アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)

分類 : マメ科ヌスビトハギ属  図鑑によって多年草又は1年草と書かれ、まちまちです。
学名 : Desmodium paniculatum
原産地 : 北アメリカ東南部
 (本州中部地方以西に多く帰化しているそうです)
特徴 : 日当たりのいい都市部の造成地や、空き地、荒れ地、道端などに生える帰化植物。
 全体に毛深く、よく枝分かれし、草丈50~150cm。
 葉は3出複葉からなり、小葉は細長い卵形をして長さ5~8cm。
 花は在来種のヌスビトハギ(長さ3~4mm)より大きく、長さ7~9mm。
 花色は鮮やかで、よく目立ちます。
 しかし、夕方には萎(しぼ)んでしまう1日花です。
 果実は扁平で、一つの種子(豆)ごとに3~5つにくびれる節(小節果)があり
 (在来種のヌスビトハギの小節果は2つ)
 表面には鉤状の毛が生えていて、これが動物や衣服に付着して散布されます。

名前の由来 : 在来種のヌスビトハギに似て、荒地に生えることから。
 ヌスビトハギとは、果実(豆果)の形が忍び足をする泥棒(盗人)の足跡に似ているから。




データなどは2020年9月投稿記事に加筆修正しました。


テーマ : 季節の花たち
ジャンル : 写真

ハグロトンボ(翅黒蜻蛉)♂


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ハグロトンボ23-m3z


ハグロトンボ23-m4z


ハグロトンボ23-m8z


ハグロトンボ(翅黒蜻蛉)♂



前回投稿したハグロトンボ(翅黒蜻蛉) に続いて
今回はハグロトンボ(翅黒蜻蛉) の投稿です。

ハグロトンボのメスの体色は全体が黒褐色をしていますが
オスの腹部は金属青緑に輝く色をしています。



データなどは前回(9月17日)投稿のハグロトンボ(翅黒蜻蛉)を参照してください。
 太字をクリックすると別窓で開きます。


テーマ : 昆虫の写真
ジャンル : 写真

ハグロトンボ(翅黒蜻蛉)♀


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ハグロトンボ23-w1z


ハグロトンボ23-w4z


ハグロトンボ(翅黒蜻蛉) ♀
オハグロトンボ(鉄漿蜻蛉)

分類 : トンボ目カワトンボ科
体長 : 60mm内外   後翅長 : 40mm内外
分布 : 本州~四国・九州  
 平地や丘陵地の河川で見られ
 たまに住宅地周辺でも見られます。
特徴 : カワトンボ中間の代表的な種類。
 胴体が細く、翅が黒いやや大型のトンボ。
 シオカラトンボやヤンマのように素早く飛ぶことはなく
 ひらひらとゆっくり飛びます。
 オスの腹部は金属青緑色に輝き、メスは全体が黒褐色をしています。
 羽化後の未成熟な個体は水辺の薄暗い林などで暮らし
 成熟すると明るい水辺に出てくるそうです。
 活動期間は6月~10月頃まで。

名前の由来 : 翅が黒いトンボということで。
 別名のオハグロトンボのオハグロとは
 明治末期頃まで既婚女性が歯を黒く染めていた風習で
 その色に因んでついた名前。

メモ=オス、メス共に翅は光沢のある黒色で
 光の当たり具合によって輝くことがあるそうですが
 翅の光沢は撮れませんでした。




※1.ハグロトンボ ♂ は次回に投稿します。
※2.撮影から二月ほど遅れての投稿です。
※3.データなどは2013年9月投稿記事に加筆修正しました。


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プロフィール

トッコス爺

Author:トッコス爺
ご訪問頂き有り難うございます。

老い先短い爺が暇つぶしとボケ防止を兼ね、身の周りで咲く花やチョウ、トンボなどの昆虫、野鳥などをヨボヨボした足取りで見境なく撮り歩き、ブログに投稿するのを1日の楽しみにしています。
生物学者でも園芸家などその道の専門家ではありませんから、投稿前に手元の図鑑やネット図鑑などで名前を調べています。これも楽しみのひとつになっています。
しかし、個々の記事などは、日々衰えていく脳みそが少しでも活性化すればと思って調べた書置きみたいなものですから、間違った記述もあると思います。もし、間違っていたら、それは老いぼれ爺さんの勉強不足のせいなのでありますから、大目に見てくださると有難いです。


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